若い人で、極たまにですが相談を受けたとき、始めるならどういう商売が良いですかね、なんて聞いてきます。
その時に、私が聞くのは「良い商売があったとして、君はその商売をどういたいの?君の夢は何?」と質問します。
そうすると、的確な答えはあまり返ってきません。
今の若い人手私が懸念しているのが、表面だけの情報にかなり踊らされているな、と思うことです。
これは、おそらくマスコミや本、雑誌の責任もあると思いますが、良い面ばかりを載せたほうが、何でも売れるので、良い部分だけが先行してし過ぎてしまっている、という事でしょうね。
成功している方は、必ず下積みがあります。
私のような2代目でも、このブログにテーマの様に、負債でかなり痛い思いをしました。
私の場合はまだまだ、成功とは言えませんが(笑)
その下積みがあるからこそ、情報を大切にする心構えが出来ますし、世間に対して謙虚な気持ちを持てるようになります。
極まれに、この様な心構えが初めから整っている天才肌の経営者もいるようですが、この様な方本当に天才なので凡人は真似しないようにした方が良いです、というか真似出来ません(笑)
なので、貴方の場合はまず、表層の情報に惑わされないで欲しい、という事と、必死に勉強したり働いたりする時期が必ず誰にでもある、という事を知っていて欲しいのです。
あの、日本一の納税主である、斉藤一人さんでさえ、若いときに歩けなくなるほど本を読んだ、という話を聞いたことがあります。
貴方が、まだ若いなら、まずは必死に勉強してください。
オススメの書籍はやはり、「貧乏父さん金持ち父さん」ですね。
それで、酷い痛手を負わない程度に、何かビジネスを起してください。
この「酷い痛手を負わない程度」というのがミソです。
破産すると、5年間金融機関のブラックリストに載ってしまうので、融資が受けられません。
ただ、貴方がまだ20前後なら、それでも良いと思います。
破産しても、5年後に再スタートが切れます。
これは、凄い話なのですが、一度破産してまた会社を興した経営者は成功する可能性が非常に高い、と聞きます。
私から言わせると、これは当然で、以前に破産経験がある人というのは、破産に至るまでの苦い経験を実際に体験しています。
債務者との交渉だとか、お客様への対応だとか、それこそ色々な事を体験しています。
その様な人は、会社がちょっと良いからといって、無駄な事は一切しないし、0に戻ってもまたやれば良い、という根性、腹のくくり方が違います。
それだけ、度胸が据わっていて成功しないはずはありません。
私もサービサーにはお世話になりましたが、民事再生と同様、自分は破産はしてませんが、破産同様です。
もう二度とあんな目には会いたくない、という気概があります。
なので、一切の無駄遣いはありませんし、怖くて無駄遣いなど出来ません(笑)
ただ、この様な思いはしないに越したことはありません。
なので、これからビジネスを起そうと思っているなら、入り口だけに捕らわれず、中身をしっかり勉強してください。
将来の夢をはっきりとさせて、自分の心から沸々と湧き上がってくる、闘志を燃やして下さい。
一緒に頑張りましょう!!!
