この様な事をいうと、不動産投資はどうだ、という方もいますが、金融機関が自己資金なしでイケイケでやっていた頃は、不動産投資で破綻した人も相当数います。
そのお陰で、融資姿勢が厳しくなった部分もありますので、不動産投資が安定しているとは言い難い部分もあります。
ただ店舗ビジネス、特に飲食店や私が営んでいる遊技業などは、天気や季節、暦などに大きく左右されます。
不動産賃貸業の比ではありません。
この辺りに、不動産賃貸業の魅力があるのですが、サラリーマンの方で商売の経験が無い方には良いのかも知れません。
私の場合を例に取ると、本業の遊技業の方は、従業員もいますし、所謂「ニッパチ」と言って、2月8月は極端に売り上げが落ち込みますし、今年などは9月の売り上げも差ほど振るわなかったですね。
ただ、それでも回るように経費を落とし、従業員も最小限度で運転しているので、利益は確保出来ていますが・・・
従業員にしても、アルバイト等は平気で当日欠勤しますし、社員も体調を崩して休む、という事もありますので、それなりに切り盛りは大変です。
なので、この様な経験をしていると、アパート経営というのは先がいくらか読みやすいですし、退出があるとしても夜逃げでない限りは、前もって分かっているので、その前の募集活動も出来たりします。
これも、全て異業種でのビジネス経験があるからこそ、応用が利くのであって、そうでない場合は、それなりに難しく感じる部分は多いと思います。
書籍や、商材などで、アパート経営を簡単だという風潮がありますが、確かに飲食店などの水商売と比較すると運営自体は安定しています。
でも、一事業所当りの売り上げの天井が決まっていますので、ビジネスセンスがある人にとっては面白みがない、という言い方も出来ますね。
貧乏父さん金持ち父さんでも、ビジネスのスタートとして、アパート経営は適している、と書かれていたのも、この運営のし易さが要因ですね。
なので、私の個人的な意見を言うならば、あの書籍に書かれていた様に、初めにビジネスの経験を積んだほうが、不動産賃貸業をもっとスムーズに運営できるのでは、と物件を一つ購入して、思った次第です。
