組付けは簡単!でも --- ストッパーが入らない!!! | Driving On the Earth - Part2

Driving On the Earth - Part2

Driving On the Earth-Part2
今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 昨日の午後、早速届いた『Leak off connector』を交換すべく、雨が止むのを待って、作業に入った。多分ものの15分の作業だと思って・・・。

これが、漏れを起こしたLOC

抜き出したLOC。

新しい金属製LOCに入れ替え、その下のインジェクターの穴の部分委はめ込めばOK。あとは金属クリップで固定すれば終了!のはずだった。

本来この白線の位置に、固定用のクリップが無いと、戻りの燃料圧で抜けてしまう。ところが、左のタイミングベルトカバーが邪魔して、とても入るスペースが無い!抜く時はそれこそマイナスドライバーで強引に引っ掛けては外し、一時は、エンジンルームのどこかに飛んで探すのに苦労した。それこそ、特殊工具が無ければ無理なのが判った。色々な工具を使ったが寸法的に、クリップを九の字にゆがめない限り、入らない! 

一番上が、オリジナル、その下2つが今回入手した予備のクリップ。品質は見れば判るが、カーブがでたらめ!そこで、購入したものを、先端を1㎜程カットしたのが、一番下で、右の破片がカットした、切り端!

多分これで、クリップは挿入可能だろう?もしダメなら、強度のあるステンレスワイヤーで、穴の中からクリップを引き、強引に引き込みながら、クリップをラジペンで曲げながら入れるか?少なくとも、クリップで止めない限り、エンジンは掛けられない。

 

 漏れたO-リングは、手で触るとザラついている部分があり、ここから漏れたのだろうと思うが、原因は、多分振動による摩耗だと思われる。表面が腐食する可能性は殆ど無い!=特殊な防錆剤を使ているから、皮膜を作ればほぼ起こり得ない!から。

 

 明日には、加工したクリップを挿入、同時に抜けないよう、ステンレスワイヤーで固定する予定である。

 

 本来15分程度の作業が、なんと2時間もかけて、クリップ挿入に費やし、結局タイムオーバー!=諦めた。まあ、構造が判れば、この程度の改造は当たり前である。もう19年前のビンテージ車両なのだから!

 

 このPeugeotのインジェクターは、1行程6回噴霧する機能を持つ、世界的に見て最初のもの!日本のデンソー製だと、大まか16から18万㎞走行すると寿命と言われている?だが、未だ問題なく動いているばかりか、現在特殊な性能を与えた添加剤で、実にエンジンの調子が良くなっている。誰も気が付かなかったインジェクターの性能維持に必要な項目を改善させるためのもの。早期に復帰させたいところである。