こんにちは、幼児教育コンサルタントの柴田です。
六年前の2011年2月に、こんな記事を書きました。アフリカのウガンダのお話です。
「アフリカのウガンダでは、赤ん坊がおしっこをしたくなる時、母親はすぐに察知出来るのだよ」
診療所の前に、子供を連れた大勢の母親が根気よく並んで待っている。
小さな赤ん坊たちは、母親の裸の胸につり下げられた吊り帯で運ばれ、もう少し大きい子は、背中におぶわれていた。
赤ん坊達には、おくるみもおしめもされていない。にもかかわらず、お漏らしする子は一人もいないのだ。
夫の医療の仕事でウガンダに滞在していたある夫人が不思議に思い、おしめ等を使わずに、どうやって赤ん坊を清潔にしていられるのか、何人かの母親に尋ねてみた。
「あら!」と母親たちは答える。
「ちょっとヤブに行ってさせるだけですよ」と。
「じゃあ、赤ちゃんがおしっこしたくなる時はどうやってわかるの?」
と夫人がさらに尋ねると、いとも簡単な答えが返ってきた。
「あなたは、自分がしたくなる時、どうやってわかるの?」
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これは以前にもお話ししましたソニーの創業者であり、幼児開発協会を設立した井深大さん(1908~97)がよく引き合いに出したお気に入りの話題です。
このお話は、わずか50年ほど前の話です。
赤ちゃんがおしっこをしたくなるのが、母親にはわかるというのです。
毎日、肌と肌を密着させているので、赤ちゃんの僅かな変化もわかるのでしょうね。
日本でも、このおむつなし育児が広がっているようです。
柴田育児アカデミー生さんたちも取り入れていますよ。