見えなくなっても、そこにあるということがわかるようになる。 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

 

こんにちは、柴田です。

 

あなたの赤ちゃんは、生後八ヶ月を過ぎたあたりから、突然、劇的とも言える「論理の飛躍」が出来るようになります。

 

 

その飛躍とは、見えなくなっても、そこにあるということがわかるようになるということです。

 

赤ちゃんは、あなたがおもちゃを手で隠すと、そこにはおもちゃがもうなくなったと判断します。そして、別のおもちゃを探します。

 

しかし、生後八ヶ月を過ぎた頃から、あなたの手をどけておもちゃを探そうとするようになります。

 

これが「ものの永続性の理解」ということです。今、見えていた人や、ものが見えなくなったとしても、なくなってしまうのではなく、存在し続けていることがわかるようになるのです。

 

晩御飯の時間が近づいてきたので、あなたが「おもちゃをお片づけしようね」と、今まで遊んでいたおもちゃをおもちゃ箱に片付けても、おもちゃ箱のフタをあけて欲しがったりしますよね。

 

あるいは、かくれんぼで遊んでいるときに、あなたがカーテンに隠れて、「ママがいなくなったよ」というと、今までなら泣いていた赤ちゃんが、あなたが見えなくなっても「そこにいるからきっと顔を出してくるぞ」と期待して、じっと笑って待つようになります。

 

これは、脳が2つに分かれているのですが、その2つの脳を脳梁がつなぎ始めた事によるものなのです。今までは、見えるものしかこの世界にはないと考えていたのが、見えなくなっても存在するのだと考えるようになったのです。

 

つまり「見えない世界」への期待が生まれ始めたのです。このように生後8か月を迎えた赤ちゃんは「見える世界」だけでなく「見えない世界」にも関心を向けるようになります。

 

もちろん、なにもしないで勝手にそういう発達があるというのではありません。あなたが赤ちゃんに何も働きかけないと赤ちゃんは全く発達しないのです。

 

「見えない世界」への期待というのは、あなたが今までに働きかけてきた「成果」なのです。具体的には、「いない、いない、ばあ」で何度も何度も遊んであげた「成果」なのです。

 

 

「いない、いない」と言って、両手であなたの顔を隠すと、赤ちゃんは「あれ?ママがいない」と驚きます。そして「ばぁ」と両手を開いてあなたが顔を出すと「あっ、ママがいた」と喜び安心するのです。

 

ハンカチをあなたの顔にかけて見えなくすると、同じように「ママがいなくなった」と驚きますが、生後八ヶ月頃になると、そのハンカチを取ってママの顔を見つけます。

 

このように赤ちゃんを順調に発達させるためには、あなたの働きかけが大切なのです。

 

でも、なにもわからずに遊んでいても赤ちゃんの順調な発達は期待できません。

 

赤ちゃんの脳の発達と心理を学ぶことで、適格な働きかけが出来るのです。

 

育児は学ぶことで、より楽しくなり、お子様の隠れた才能を引き伸ばすことが出来ます。

 

せっかく天使が舞い降りてきてくれたのです。悩んでばかりいるのはもったいないですよ。

 

 

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