こんにちは 柴田です。
面白い記事を見つけました。
是非、ご主人に読んでもらって下さいね。
育児において、妻との関係で気を付けるべき5つのこと
ハフィントンポスト life style 2014年06月03日
男性の育児参加が叫ばれ始め、「イクメン」という言葉が普及し、育児をする男性はカッコイイというイメージづくりも成功したためか、家事や育児に協力する男性は感覚的には増えているように思います。
このこと自体はとても素晴らしいことだと思います。
しかし、イクメンはイクメンでも「名ばかりイクメン」が増えているのではないかということも感じています。それを強く感じさせるデータがあります。
下のグラフは、日本を含む各国の夫婦が育児にどのくらいの時間を費やしているのかを比較したものです。
【図1:6歳未満児のいる男女の1日あたりの育児、家事関連時間(週全体)】
各国の育児と家事に費やす時間を比較すると、日本の男性だけ特殊な項目があります。それは日本の男性の家事に費やす時間が極端に少ないことです。
各国の男性が家事に費やす時間は平均で2時間24分。最も多いアメリカは3時間26分、日本を除く国で最も少ないフランスで2時間30分。
それに対して日本の男性は48分。明らかに少な過ぎる状況です。
最近の世の中のニュースを聞いていると、日本の男性「だけ」が先進諸国と比べ、いかに育児参加していないか、という風潮が多いですが、グラフを見るとそんなことはないことが分かります。
各国の平均値を比べると、女性の育児時間2時間24分、女性の家事時間6時間9分、男性の育児時間56分、男性の家事時間2時間46分となっており、どの国においても圧倒的に女性が育児および家事に関わっている時間が長いのです。
育児は主として女性が担っているというのは日本に限った話ではありません。とは言え、やはり日本の男性は家事をほとんど手伝わないと言って間違いないでしょう。
一方、こんな調査もあります。
下記の表は、育児中の女性がどのようなことにストレスを感じるかを調べたものになります。
2005年の調査なので、ちょっと古い調査資料ではありますが、その内容は時代によって異なるものではないので、参考になると思います。
【図2:育児のストレスとその解消法】
アンケート調査の結果、1位は「自分の自由時間・睡眠時間が取れない(42.3%)」、2位が「しつけ(27.7%)」、3位が「いつまでも寝ないでぐずる(25.5%)」となっています。
この結果をまとめると、育児中の女性にとってのストレスの原因は
(1)「自分の時間をコントロールできないこと」
(2)「睡眠時間が充分に取れないこと」
(3)「仕事(育児仕事)が増えること」
という3つに尽きるのではないかと思います。
私は、男性がこの3つのストレスの原因を念頭において、子育てに参画することが育児をする上で重要ではないかと思うのです。
3つのストレスの原因のうち、①の「自分の時間をコントロールできないこと」については、子供が相手なので極論対処が難しいと思うので、コミュニケーションの中でストレスを軽減させるしかないと思います。
しかし、その他の2つのストレスに関しては、男性が大いに貢献できるところではないかと思います。
夫が妻との関係で気を付けるべき5つのポイント
育児をする女性が抱える大きなストレスのうち、「睡眠時間が充分に取れないこと」、「作業(労働)が増えること」を軽減するために、私が気を付けていることは、次の5つです。
(1)「なんで今日は泣いてばかりなの?」。妻と夫で認識が違っていることを理解する
二者間の問題の原因の多くは、コミュニケーションの前提となる認識が異なっていることに起因することが多いですが、それは育児においても当てはまることなのではないかと思います。
我が家で最初に起こった現象はこんなやり取りです。
ある土曜日のお昼頃泣き続ける息子を見て・・・・
私:「あれっ?今日はうちの子いつもよりよく泣くね。何か調子悪いのかな?
妻:「そう?普通じゃない」
私:「いや、絶対いつもと違うよ」
子供がぎゃんぎゃん泣いている状況で・・・
私:「なんで泣いているのに放っておくの?可愛そうじゃん」
妻:「いつものことだから大丈夫だよ」
私:「冷たいなー、いつもそうしてるわけ?」
というやり取り。
このやり取りで私と妻の両方にフラストレーションが蓄積しているわけで、そのままにしておくと近い将来妻か私のどちらかが爆発します。間違いなく。
でも、妻と話をしてみると、子供の状況に対して、妻と私で認識が異なっているということに起因していることが分かりました。その認識の違いを示したのが下記の図になります。
【図3:子供に対する妻と夫の印象の違い】
子供は1日のうち、ほとんどが泣いているか寝ています。そしてたまに笑います。
1日中一緒にいる妻にとっては子供が寝ている間はほっとリラックスしているわけで、泣いている時はやはりストレスがかかります。
そうすると、感覚的には妻にとって「子供は1日のほとんどを泣いている」となるわけですね。
一方、夫である私はというと、基本子供と接するのは出社前の朝と出社後の夜と休日だけなので、笑っているところと寝ているところしか見ていないのです。
結果として、私の感覚としては「子供は1日のほとんどを笑っている」となってしまいます。
これは人間の感覚の問題なので、正しいとか間違っているという問題ではありません。
コミュニケーションの問題なので、お互いが同一の事実をどう捉えているのか理解しあえれば、気遣いができフラストレーションが貯まることはなくなると思うのです。
長い記事なので、いったん切りますね。
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