認知的脱抑制って、なに? | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

こんにちは 柴田です。


今日で、連休も最後ですね。楽しみましたか?


僕?僕は、予定が大きく変わってしまって、落ち込んだ毎日でした(T T)


でも、セミナーのDVDの製作準備は着々としておりました。


本当は、新しいデスクで、新しいテキストを書こうと意欲満々だったのです。


残念ながら、そのデスクがトラブルで入手出来なかったことが、大きな痛手です。


好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

では、今日も始めましょう。このブログは、育児や子育ての悩みの解消に役立つような情報や、楽々育児のヒントをお話ししています。


今朝は、03:30に目が覚めました。そして、脳のことをいろいろと調べていました。


すると、日経サイエンス2013年4月号に、ちょっと面白い記事を発見したのでシェアしたいと思います。


あなたのお子様は、毎日様々な情報を収集し、様々な経験を積み重ねていますよね。


その量は、大人のあなたからすれば、考えられないほどの膨大な量なのです。


どうして、そんな膨大な量の情報を収集出来るのでしょうか?


好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

大人であるあなたも、毎日、膨大な情報の海の中にいるのです。


でも、その情報を取捨選択しながら、今必要な情報だけを取り入れているのですね。


そして、必要ない情報は、切り捨てているのです。


でも、子供の場合は、どれが必要でどれが不必要な情報なのか、判断出来ないのです。


判断出来ないと言うよりは、どんなものでも、まず集める必要があると言うことです。


膨大な情報を集めて、まずそれらを実際に試してみる必要があるのです。


その中から、今後、生きていくのに必要な情報を残し、それ以外は、捨て去るということを繰り返しているのです。


ここに、大人と子供の違いがあるのです。そして、その違いは、天才と凡人の違いとも言えるのです。


ここからは、日経サイエンスの記事を引用させていただきます。


天才と呼ばれる人々の脳は、普通の人とは違うのか。脳の使い方が違うせいで、ひらめきや、けた外れに高い知性が生み出されるのか。


創造性の源泉について研究してきた心理学者や脳科学者が最近注目しているのが、天才と変人の関係だ。


創造性に富む人々は、しばしば奇妙な思考や振る舞いをする。


物理学者のアインシュタインは、道端のたばこの吸い殻を拾ってパイプに詰めて吸った。


作曲家シューマンは、自分の楽曲はベートーベンをはじめ死去した著名人が墓の中から送ってくれるのだと信じていた。


マイケル・ジャクソンは、鼻の整形に執着し、ダリは、危険なペットに愛情を注いだ――。


最近の研究によると、独創性と変人を関係づけるカギを握っているのは、脳が持つ情報のフィルター機能だという。


脳には膨大な量の信号が感覚器官を介して入ってくる。これらすべてに注意を払っていては訳が分からなくなってしまう。


そこで脳には精神的なフィルター装置があり、そのおかげで脳での大半の情報処理は意識せずに済んでいる。


このフィルターの働きが弱まっている状態を「認知的脱抑制」という。


クリエーティブな人と、そうでもない人、それぞれのグループで心理学実験を行ったところ、前者のグループが認知的脱抑制の傾向を示しやすいことがわかった。


認知的抑制が弱まると、様々な情報を意識に上らせることが可能になり、これがうまく処理されると、創造的な発想が生まれるという説明が可能だ。


創造性に富む人たちは一方で、社会生活上で必要なことをおざなりにして、自分の世界に没入する傾向がある。


これは認知的フィルターの働きが弱いため、意識が様々な刺激で過密になり、そちらに関心が向かってしまっていると説明できる。


こうした傾向は脳画像や脳波測定の実験によっても裏付けられている。


道ばたに落ちている吸い殻を拾って、吸っている僕は、アインシュタインと同じレベルですね。


(゚O゚)\(--; ォィォィ 


冗談は、このくらいにしといたろか。


どうですか?あなたのお子様が、何かに没頭している時、それは、膨大な量の情報を収集している時なのです。


そうです、子供の時には、その情報を取捨選択するフィルターの働きが「弱い」のです。


そして、この遊びをしているかと思えば、すぐに「飽きて」、別のおもちゃで遊び出します。


大人のあなたから見れば、「飽きやすい」と見えるかもしれませんが、もしかしたら、その行動には、「繋がり」があるのかもしれません。


「この洗濯ばさみには、こういう特徴があるみたいだ」


と、洗濯ばさみで遊んでいたお子様が、突然、洗濯ばさみを放り投げて、ハサミを使い出した。


その時、お子様の思考の中には、次のようなひらめきが浮かんだのかもしれません。


「あっ、もしかしたら、この特徴は、あのハサミと関係があるのかもしれないぞ」


好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

こんなふうに、あなたのお子様は、膨大な量の情報を繋ぎ合わせながら、情報を整理しているのです。


柴田メソッドを実践し始めたばかりのママから、いつもこんな悩みが寄せられます。


「児童館で先生が読み聞かせをしているとき、うちの子だけ、じっとしていないのです」

「一つのものに、興味が続かないのです」


それに対して、僕の答えはいつも同じです。


「それは、素晴らしいですね。順調に好奇心が湧きだしている証拠です」




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