愛着の対象者
こんにちは 柴田です。
今日は、ジョン・ボウルビィによって確立された「愛着理論」についてお話しします。
子供は社会的、精神的発達を正常に行うために、少なくとも一人の養育者と親密な関係を維持しなければならないとされています。
また、それが無ければ、子供は将来、社会的、心理学的な問題を抱えるようになると主張しています。
生後6ヶ月頃より2歳頃までの期間、継続した養育者であり、子供と社会的相互作用を行い、子供に責任を持つ大人に対して愛着を示します。
この時期の後半では、子供は、愛着の対象者(よく知っている大人)を安全基地として使うようになり、そこから探索行動を行い、またそこへ戻る。
この場合の「愛着の対象者」というのは、母親だけとは限りません。
その生活環境の中で、時には父親であり、祖母であり、保育園の保母であり、また隣のおばちゃんである場合もあります。
隣のおばちゃんであっても、しっかりと責任を持って、養育し、一緒に遊んでくれる大人であれば、子供は、おばちゃんに「愛着」を持つようになるのです。

お隣に、そんなおばちゃんがいてくれると、少しはあなたの育児も楽になるのですが…。
昔は、そんなおばちゃんがあちこちに存在したのです。しかし、今は、育児の邪魔ばかりするおばちゃんが多いような気がしませんか?(^^;)