経管栄養をしばらく続け、ひとまずの目安に到達したところで、食事が再開された。
目標は完食と体重増加。
もともと食事がとれず、極度のやせ で身体が省エネモードに入っていたのが、経管栄養によって、身体が回復すると、不思議と食事もとれるようになっている様子だった。
ただ、いきなり完食とはいかず、7割〜8割だった。
食事と面会時間が重なることを不安に思い、仕事帰りの父親には食事の後に面会に来て欲しがっていた。
体重増加とともに、自分のベッドの上しか許可されていなかったのが、デイルームに行けるようになったり、行動の制限も徐々に緩やかになっていった。
転院当初は、同室の子たちとまったく関わらず、表情も硬かったが、食事と身体の回復が進むにつれて、人と関わるエネルギーも出てきた様子だった。
誘ったり誘われたりして、ゲームをして過ごす事もあり、面会のあと涙する事も減ってきていた。