久しく音楽を聴いて涙を流したことなどなかった。
しかし、久しぶりに涙がでた。
本人もおっしゃっていたが、高橋英樹さんも、大河ドラマで飛躍し、一年間信長を演じ、生死を共にし、信長に魅入られとりつかれた役者のひとりではなかったか。
観る者たちは、信長と、秀吉と、家康と、義経と、龍馬と、幸村と、助左と、義時と、ともに一年を駆け抜けてゆく。
観る者にとっても演じる者にとっても大河ドラマは特別なものだ。
だから、なぜか涙もでるのだろう。
大河ドラマのテーマ音楽も私たちの大きな財産であることに間違いない。
※タイトルの画像は『国盗り物語』の斎藤道三(演・平幹二朗)NHKアーカイブスより