2025年4月16日、VTuber界に衝撃が走りました。ホロライブEnglish所属で、YouTubeチャンネル登録者数世界一を誇る「がうる・ぐら」さんが、同年5月1日をもって卒業することを発表したのです。突然の発表にファンからは驚きと悲しみの声が広がっています。卒業の理由は「マネジメントと会社の方向性との意見の不一致」とされていますが、ホロライブではタレントの卒業が相次いでおり、運営会社カバーの株価が急落するなど、大きな波紋を呼んでいます。この記事では、がうる・ぐらさんの卒業発表の詳細、理由として語られた「方向性の違い」の内容、相次ぐ卒業の背景、そしてカバー社の株価への影響やネット上の反応などを、2025年4月16日現在の情報に基づき詳しく解説します。
がうる・ぐらさん卒業を発表【世界一VTuber】
ホロライブEnglishの人気VTuber、がうる・ぐらさんが、2025年4月16日の自身のYouTubeチャンネルでの配信「important announcement(大切なお知らせ)」にて、2025年5月1日をもってホロライブを卒業することを発表しました。
がうる・ぐらさんは、
- 2020年9月にホロライブ初の英語圏グループ「ホロライブEnglish -Myth-」の一員としてデビュー。
- キャラクターデザインはイラストレーターの甘城なつきさん。
- サメのフードが特徴で、「サメちゃん」の愛称で親しまれる。
- YouTubeチャンネル登録者数は約456万人(2025年4月16日時点)と、VTuberとして世界最多を誇る。
まさにVTuber界のトップスターとも言える存在です。その人気は日本国内に留まらず、世界中に多くのファンを持っています。
がうる・ぐらさん卒業理由はなぜ?「方向性の違い」とは?
多くのファンが最も気になっているのが、卒業の理由でしょう。がうる・ぐらさん本人は、卒業発表配信の中で理由を「マネジメントと会社の方向性との意見の不一致」「会社の方向性に関する経営陣との意見の相違」と説明しています。
運営元であるカバー株式会社も同日、公式声明を発表。「海外におけるホロライブプロダクションの発展に大きく貢献していただきました。この度、本人の意向を尊重し、卒業の申し出を受け入れる形となりましたことは残念ではございますが、これまでの活動に深く感謝しております」とコメントし、本人の意向を尊重した結果であることを強調しました。
「方向性の違い」という言葉は具体的な内容には触れていませんが、ネット上では様々な憶測が飛び交っています。コメント欄などでは、以下のような意見が見られました。
- 活動方針について: アイドル路線や求められる仕事内容(レッスン、収録、PR案件など)と、本人が望む自由な配信活動との間にギャップがあったのではないか。
- モチベーションについて: デビュー当初の目標を達成し、新たな目標を見出すのが難しくなっていた、いわゆる「燃え尽き」の状態だったのではないか。実際にここ最近は配信頻度が低下していたという指摘もあります。
- 運営との関係について: マネジメントとのコミュニケーション不足や、会社が大きくなる中での運営方針の変化についていけない部分があったのではないか。特にENメンバーは各地域に一人の場合が多く、孤独感や運営との距離を感じやすいのではという意見も。
- 「方向性の違い」という言葉自体について: 他の卒業生も同様の理由を挙げていることから、一身上の都合に近い、ある種の定型句なのではないかという見方。
- 個人の活動への移行: ある程度のファンを獲得したため、事務所に所属するメリットよりも、個人で自由に活動するメリットの方が大きいと判断したのではないか。
これらの意見はあくまでファンの推測であり、本当の理由は本人と運営のみが知るところですが、様々な要因が複合的に絡み合っている可能性は考えられます。
ホロライブ卒業ラッシュは何があった?半年で7人目…
今回のがうる・ぐらさんの卒業発表で特に注目されているのが、ホロライブにおけるタレントの卒業・活動終了が相次いでいる点です。ここ約半年間(2024年8月以降)で、以下のメンバーがグループを去っています。
- 2024年8月:湊あくあさん 卒業
- 2024年10月:ワトソン・アメリアさん 配信活動終了
- 2025年1月4日:セレス・ファウナさん 卒業
- 2025年1月26日:沙花叉クロヱさん 卒業
- 2025年4月26日(予定):紫咲シオンさん 卒業
- 2025年4月28日(予定):七詩ムメイさん 卒業
- 2025年5月1日(予定):がうる・ぐらさん 卒業
わずか半年あまりで7名ものタレントが卒業・活動終了(予定含む)となる異例の事態です。特に、がうる・ぐらさんの卒業発表直前には、2023年2月に東京観光大使に任命された際の公式サイトから、ぐらさんの紹介ページが削除されていることが判明(2025年1月時点では掲載)。さらに、2月中旬から4月上旬にかけて1ヶ月以上配信がなかったこともあり、ファンの間では卒業を心配する声が高まっていました。
これだけ卒業が続くと、「運営体制に何か問題があるのでは?」「タレントが活動しにくい環境になっているのでは?」といった疑問の声が上がるのも自然な流れと言えるでしょう。ネット上では「会社側は説明責任を果たすべき」といった厳しい意見も見られます。
カバー株価が急落!がうる・ぐらさん卒業の影響は?
がうる・ぐらさんの卒業発表(及びその示唆)は、運営会社であるカバー株式会社の経営にも影響を与えています。
4月16日午前5時頃、ぐらさんが「important announcement(重要なお知らせ)」の配信を予告すると、X(旧Twitter)では「ぐら卒業」がトレンド入り。卒業への懸念が広がり、同日の株式市場でカバー社の株価は急落しました。前日の終値2,366円から一時約10%下落する場面も見られ、市場が今回の卒業を非常に重く受け止めていることがうかがえます。
チャンネル登録者数世界一という看板タレントの離脱は、ファンコミュニティだけでなく、企業イメージや収益にも大きな影響を与える可能性があります。ネット上では、
- 「登録者数456万人のタレントが抜けるのはカバーにとって大きな痛手」
- 「内外への損失は計り知れない」
といった、影響の大きさを懸念する声が多く上がっています。
一方で、
- 「最近は配信頻度が低かったため、実際の活動への影響は限定的では?」
- 「登録者数は多いが、会社への貢献度で言えば他のメンバーの方が大きいのでは?」
といった冷静な見方もあります。
いずれにせよ、トップタレントの相次ぐ卒業が、カバー社の今後の事業展開やVTuber業界全体にどのような影響を与えていくのか、注視が必要です。
ネット上の反応まとめ
がうる・ぐらさんの卒業発表を受けて、ネット上では様々な反応が見られました。主なものをまとめます。
- 卒業を惜しむ声・感謝の声: 「残念すぎる」「悲しい」「今までありがとう」「お疲れ様でした」といった、突然の発表を悲しみつつも、これまでの活動への感謝を伝えるコメントが多数。
- 理由への憶測: 前述の通り、「方向性の違い」について様々な角度からの推測。「アイドル路線が合わなかった」「燃え尽きたのでは」「運営との確執があったのでは」など。
- 運営(カバー)への意見・批判: 相次ぐ卒業に対し、「タレントが働きやすい環境なのか疑問」「会社は説明責任を果たすべき」「タレントファーストではないのでは」といった厳しい意見や、経営方針への疑問の声。
- 卒業ラッシュへの懸念: 「この流れはまだ止まらないのでは」「次は誰か」といった、今後のホロライブへの不安を示す声。
- 冷静な意見: 「最近の活動状況を見ると仕方ない」「VTuberの活動サイクルかもしれない」「卒業は予想できていた」といった声や、「転生して個人で頑張ってほしい」といった応援の声も。
- 株価への言及: 株価急落のニュースを受け、「やはり影響は大きい」「カバー大丈夫か」といった反応。
ファンそれぞれの立場や視点から、様々な意見や感情が交錯している状況です。
まとめ
今回は、世界一のチャンネル登録者数を誇るVTuber、ホロライブEnglishのがうる・ぐらさんの卒業発表についてお伝えしました。
- 卒業日:2025年5月1日
- 卒業理由:マネジメントと会社の方向性との意見の不一致
- 影響:ファンへの衝撃、カバー株価の急落
- 背景:ホロライブでの卒業ラッシュ(半年で7人目)
「方向性の違い」という言葉の裏にある真意は定かではありませんが、トップタレントの相次ぐ卒業は、ホロライブおよび運営会社カバーにとって大きな転換点となる可能性があります。ファンとしては、がうる・ぐらさんのこれまでの活動に感謝しつつ、今後のホロライブの動向を見守っていくことになりそうです。