来月 手術になった
特に病状説明は人柄が出る
名医 は 当てにならない場合もある
耳の遠い父に 説明が面倒になり
わたしの顔しか見ない方
父は寂しい顔をする
今回の先生は
しっかりと父に寄り添って下さった
手術を渋る父 全身麻酔と聞けば
さらに不安になる
先生が
父の目を見て 顔を近づけ 大きい声で
手術のメリットをシンプルに説明して下さった
耳が遠いと 聴き漏らす単語があるが
遠慮があり聞き返さない時がある
前後の会話で 何となくのストーリーを
作りがちで、思い込みにも繋がり
難聴は認知症にも関係があるようだ
先生の説明が
父の耳から脳へ きちんと届いて
自力で整理されれば
後は早い 父が自分で選択をする
とても大切だと感じる
渋った父はいなくなり
「 せっかくだし 今月中でも 早くに
終わらせましょう 」
あまりの手のひら返しに 先生も苦笑
終わったら 好物の煮魚を
作ってあげよう
わたしは 息子の入院、リハビリを経験して
セカンドオピニオン
先生に物申す勇気
これらの大切さを 身を持って知っている
面倒くさがらず
あと一歩踏み込み事で
好転することもある