・非定型で逝くには入念な準備と練習が必要
道釣りは縄一本でお手軽に逝ける簡単な自○方法だって?
冗談ではない。
そんなことを言うのは、ろくに実験もしてないエアプ評論家だ。
定型でも非定型でも、道釣りで逝くのは並大抵のことではない。
事を成し遂げた人たちを尊敬したいくらいだ。
半年以上も非定型道釣りの練習を続けて未だに逝けずにいる私が言うのだから間違いない。
人間の持つ生存本能はすさまじい。
理性では「本気で逝きたい」と思っていても、本能があの手この手を使って邪魔をしてくる。
これを自分で乗り越える方法は3つ。
そのうち2つは、生存本能にも打ち勝つほどの勇気または狂気。
しかし、この2つは望んで得られるものではない。
よって、残る手段は1つ。
可能な限り恐怖と苦痛を感じない装置を作成することだ。
その中で最も現実的なのが『非定型道釣り』だという結論に私は行き着いた。
念のため定型と非定型の違いを説明する。
・定型
地に足が付かない、身体が宙ぶらりんな状態で道を釣る。
道に掛かる負荷が大きいので成功率が高いとされるが、それも絶対という保証はなく、恐怖心を抑えて台から飛び降りるのが非常に難しい。
・非定型
足裏や膝が地に付いた状態で道を釣る。
道に掛かる負荷が小さいので頚動脈を上手く絞めるのが難しく、成功率が低い。
反面、ゆっくりと道に負荷を掛けられるので恐怖心は少ない。
このように、それぞれ長所と短所がある。
しかしだ。
定型の短所である恐怖心は本能ゆえどうにもならないが、非定型の短所である成功率の低さは研究と訓練次第である程度高めることができる。
それこそが本書の狙いだ。
残念なことに『完全自○マニュアル』には非定型のやり方が詳しく書かれていない。
その気になればドアノブでも逝けるとか、30㎝の高さでも逝けるとか書かれているが、それは何千何万という自○件数の中でも極めて特殊な例であって、あまり参考にはならない。
我々がほしいのは「こんな方法でも逝ける」などという局所的な情報ではなく「できる限り楽に確実に逝ける方法」だ。
私はそれを追求して逝きたい。