2026年10月1日(木)晴れ
 スマート農業のオンライン研修の第4回で「アイガモロボが切り拓く未来」というお話を聞きました。
 最初は「ロボットで草取りをするのかな?」くらいの気持ちだったのですが……お話を聞いてびっくり!単なる自動の草取り機ではなく、お米がたくさん穫れて環境にも優しい、まさに一石何鳥もの優れものだったんです。

 今回もその内容を忘れないように書き留めました。ウインク

 

  50代手前で農業の世界へ飛び込んだ熱い挑戦

 講師は株式会社NEWGREEN副社長の中村哲也さん。なんと日産自動車で23年間も開発エンジニアをされていた方です。
 東日本大震災のボランティアをきっかけに「農業を助けたい」と一発発起し、46歳で新たな挑戦をスタートされたのだそう。私たちと同世代の「人生後半からのチャレンジ」。
「もう遅い」ではなく「今だからできる」。そんな前向きな姿に、胸が熱くなりました。

 

  昔の知恵と最新技術が手をつないだ「アイガモロボ」

 田んぼにアイガモを放す「アイガモ農法」をご存じでしょうか。その働きをロボットで再現したのが「アイガモロボ」です。

 小型ロボットが田んぼの中を自動で走り回り、泥を舞い上がらせて水を濁らせます。すると日光が届かなくなり、雑草が育たなくなる仕組みです。農薬に頼らず雑草を抑えられるなんて、昔ながらの知恵と最新技術が手をつないだ素晴らしいアイデアですよね。

(下の写真は(株)NEWGREEN プレスリリースより引用)

 

 GPSと専用アプリで場所を把握しながら、田んぼの中をスーイスイと自動で走り回ってくれます。しかも、太陽光エネルギーで動くので面倒なバッテリー交換も不要でずっと動き続けてくれるのだそう。価格は税込27.5万円。

 

  草取りだけじゃない!  うれしい一石四鳥の効果

 さらに驚いたのはその効果です。びっくり
 草取りの手間が「約6割」も減るうえ、水中に酸素が行き渡ることで土が元気になり、お米の収量が約1割も増えたのだとか! 手間が減って成果が上がるなんて、家事でも喉から手が出るほど欲しい技術ですよね。
 さらに、苗を荒らす「ジャンボタニシ」の被害を減らしたり、水田から出る「メタンガス(温室効果ガス)」まで抑えてくれたり。農家さんにも地球にも優しい、夢のような一石四鳥のロボットなんです。

(農林水産省 みどりの食料システム戦略 技術カタログ p63 より引用 )

 

  私たち世代だからこそ共感できること

 長年ごはん作ってきた私たちだからこそ、「こんな技術で美味しいお米が守られるなら嬉しいね」と実感を持って応援できる気がします。昔からの知恵を大切にしながら、良い技術を取り入れていく。そうやって守られたお米が、これからも私たちの食卓や子供・孫たちの未来に届いていくといいですよね。
 アイガモロボという頼もしいパートナーの活躍を、これから注目していきたいと思います。