2026年9月15日(火)くもり雨
 本丸御殿を見学したあと、せっかく名古屋城まで来たので
西の丸御蔵城宝館にも足をのばすことにしました。名古屋城の観覧料だけで入館できるのも嬉しいところです。ウインク
 私は3年ぶりの訪問。「そういえば、前に来たときも静かで落ち着いた空間だったなぁ」と思い出しながら向かいました。

 

   御蔵の外観を再現した収蔵施設

 西の丸御蔵城宝館は、西之丸にあった三番蔵・四番蔵の外観を再現した施設で、2021年11月にオープン。名古屋城が所蔵する「宝」と、名古屋城にまつわる「情報」を紹介する場所として“城宝館”と名付けられたそうです。歴史の中で守られてきたものが、静かに息づいている空間という印象があります。

 

 

 

   企画展「文化財を伝える 2026」

企画展「文化財を伝える 2026」

会期:2026年8月29日(土)~9月27日(日)
会場:西の丸御蔵城宝館


 今回の企画展は、名古屋城が収集・保管してきた文化財を
「どう守り、どう伝えてきたか」をテーマにした展示。名古屋城や近世武家文化に関わる資料、地中から出土した考古遺物、そして市民の方々が大切に守り伝えてきた品々まで——
文化財の“多様なルーツ”が紹介されています。

 


 

   刀剣の展示は見応えあり

 刀剣は武家文化を語るうえで欠かせない資料。今回は、日本美術刀剣保存協会名古屋支部の会員が所蔵する刀剣類が展示されており、研ぎ澄まされた美しさに思わず足が止まります。「武士の時代の空気って、こういうところに宿るんだなぁ」としみじみ感じるひとときでした。

 

   名古屋城が“名所”として描かれてきた姿

 もう一つの見どころは、江戸時代から現代までの絵画・写真資料。旅人や観光客、市井の人々がどんなふうに名古屋城を見てきたのか、時代ごとの視点が並んでいてとても興味深い展示でした。
 近年収集された資料も加わり、「名古屋城が人々にとってどんな存在だったのか」が静かに語りかけてくるようです。

 

 

   雨の日の名古屋城めぐり

 本丸御殿の華やかさとはまた違い、城宝館は“文化財を守る場所”としての静けさが魅力。いまにも雨が降りそうな平日の名古屋城は人も少なく、ゆっくり展示を味わうにはぴったりでした。
 文化財を守り伝える人々の思いに触れ、心が少し整うような時間になりました。