2026年6月10日(水)![]()
この日も、いつものようにランチは大学の学食へ。学生さんたちに混じって食事をするのも慣れました。
セレクトランチ 580円
御飯・スープ又は味噌汁付。日替わりのメイン1品・副菜2品が選べます。
とっても美味しかったです。ごちそう様でした。
食後の休憩時間、大学図書館で「歴代本屋大賞」特集を展示しているので、ちょっとのぞいてみることにしました。
カウンター前には、2026年本屋大賞の上位作品がずらり。
さらに、第1回からの大賞受賞作品も並んでいます。専門書が整然と並ぶ静かな空間の中で、色とりどりの物語の本がぽっと明るさを添えていて、思わず足を止めてしまいました。
「博士の愛した数式」だけは 読んだことがありました
歴代の受賞作を眺めながら、「そういえば読んだことがあるのは、小川洋子さんの『博士の愛した数式』くらいかな」
と思い出しました。2004年の第1回本屋大賞受賞作です。あれからもう20年以上。時の流れの早さに、少し驚いてしまいます。
先輩との雑談で湧いた素朴な疑問
その後、先輩とこんな話になりました。
「でも、大学図書館で『本屋大賞』の特集って、ちょっと意外じゃない?」本屋大賞は、全国の書店員さんが「いちばん売りたい!」と思った本を選ぶ賞。
それなら、大学図書館らしく、芥川賞や直木賞の特集の方が似合うのでは――。そんな話で盛り上がりました。
なるほど、「本屋大賞」には 役割があるのですね
調べてみると、なるほどと思いました。
本屋大賞は、書店員さんの投票によって選ばれる文学賞。
物語に入りやすく、読書に慣れていない人でも手に取りやすい作品が多いそうです。
つまり、「まず一冊読んでみようかな」という人の背中をそっと押してくれる本たち。大学図書館にとっても、学生さんが本に親しむきっかけになるのでしょう。
文学は「心の栄養」
大学図書館というと、専門や難しい学術書ばかりというイメージがあります。
でも、文学には、
- 人の気持ちを想像する力
- 言葉を味わう感性
- 忙しい毎日の中での心の休憩時間
といった、学びの土台になるものが詰まっています。
特に医療系の学生さんにとっては、患者さんの気持ちを理解する「共感力」を育てることにもつながるのだそうです。
そう考えると、文学作品も立派な教材なのですね。
芥川賞や直木賞とは違う魅力
もちろん、芥川賞や直木賞も魅力的です。
ただ、
芥川賞は少し難解で、じっくり味わうタイプ
直木賞は読み応えがあり、テーマが重い作品も多い
一方、本屋大賞は、
「面白そう。読んでみようかな」
と自然に手が伸びる作品が多いように思います。
本屋大賞が「読書の入口」なら、芥川賞や直木賞は「さらに深く楽しむための一冊」。そんな役割分担があるのかもしれません。
おわりに
本屋大賞の棚を眺めながら、
「これ、読んでみたかったのよね」
「そうそう、この本、話題になったわ」
そんな気持ちになりました。学生さんのための展示なのでしょうが、私たち世代にとっても、懐かしさや新しい出会いを運んできてくれる場所なのかもしれません。
学食でお昼をいただき、図書館で本に出会う。若い学生さんたちに囲まれながら過ごす時間の中で、私自身も少しずつ新しい世界を教えてもらっているような気がします。
年齢を重ねても、 「読んでみたいな」と思える一冊に出会えることは、なんだかうれしいものですね。🌿




