2025年10月8日(水) ![]()
今日は二十四節気の「寒露」で、夜が長くなり、露がつめたく感じられるころ。台風の影響はなく朝から秋晴れの空が広がり、冷え込みは全く感じません。![]()
お昼前に岐阜県羽島市の「不二竹鼻町屋ギャラリー」で開催中の企画展 「市橋安治展 ―マドリードからの軌跡をたどって」を観てきました。![]()
市橋安治とは?
市橋安治(いちはし・やすはる)は、羽島市舟橋町出身の画家。ゴッホの伝記に感銘を受けて絵描きを志し、スペイン・マドリードで銅版画を独学で学んだ異色の経歴を持ちます。ゴヤへのオマージュ作品や、感情の揺らぎを描いた《異邦人》など、内面に迫る表現が印象的です。
1976年に帰国後は名古屋を拠点に活動を続け、団体展・個展を通じて多くの作品を発表しました。今回の展覧会は、羽島市で初めて市橋作品を本格的に紹介する貴重な機会となっています。
展覧会の基本情報
会期:2025年10月1日(水)~11月16日(日)
会場:不二竹鼻町屋ギャラリー(岐阜県羽島市竹鼻町2765)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:10月6日、14日、20日、27日/11月4日、10日
入館料:一般300円/中学生以下無料
印象に残った作品たち
スペイン時代の銅版画作品は、写真撮影不可でしたが、それ以外の一部の展示は撮影OKとのことで、気になる作品をいくつか撮りました。![]()
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《仲間》1981年
網目模様の作品。まるで顕微鏡で見る細胞のようです。
近くで見ると、ちゃんと目玉のようなものがあります。
《裸電球》2005年、《汗をかくハンガー》2005年
特に心に残ったのは、愛犬を描いた作品。画面からは、愛すべき存在への静かなまなざしが感じられ、画家の優しさがにじみ出ていました。 また、銅版画の繊細な線と深い陰影には、マドリード時代の市橋の探求心が色濃く表れていて、見応えがあります。
《夜の話》2016年
《Sueno》1993年
まとめ郷土ゆかりの画家に触れる秋のひととき
市橋安治の作品には、感情の揺らぎや人間の内面を見つめるまなざしが込められています。羽島市で生まれ育った画家が、スペインでの経験を経てどのような表現にたどり着いたのか――その軌跡をたどる展覧会です。
秋の散策がてら、町屋ギャラリーの静かな空間で、絵に生き続けた作家の世界に触れてみてはいかがでしょうか。











