2025年8月26日(火)晴れ
 岐阜県の海津市図書館の一角にある「日本現代紙碑文学館」をご存じですか?

 こちらは「文学同人誌や自費出版物」を専門に収蔵する、全国的にも珍しい文学館なんです。実は、私も最近知ったのです。ニヤリ

 

普段は静かに佇むこの文学館ですが、玄関を入ってすぐ左手に位置し、気になる存在感を放っています。利用者は少なめで、希望者がカウンターで依頼すれば見学が可能。ひっそりとした佇まいは、まるで隠れた文学の宝庫そのものです。

 

  文学館設立の背景

 昭和51年、地元海津町出身の作家・長谷川敬氏と文芸評論家・小松伸六氏による寄贈をきっかけに創設されました。その設立には「無名作家のひたむきな作品も貴重な文化遺産である」との理念が込められています。この想いを受け継ぎ、現在も全国各地から寄贈が寄せられ、蔵書は3万5千冊を超える規模に。


 

  所蔵・展示の魅力

 文学館には、無名作家や同人誌の多様な世界が広がっています。手刷りのレトロな印刷から商業出版物並みの仕上がりまで、形態は様々です。また、「芥川賞」受賞作品や有名作家の初期作品が掲載された同人誌も展示されています。例えば、『太陽の季節』で芥川賞を受賞された石原慎太郎氏の作品が掲載されている『文芸手帖』1956年4月号。川上宗薫氏が載っている『半世界』昭和40年春季号など、貴重な資料を目にすることができます。ウインク

 


 

  利用案内

 文学館の開館時間は、海津市図書館と同じく、朝9時から夜7時までです。館内資料は閲覧のみの利用となりますので、じっくりその場で味わってみてください。
 

  今後への期待

 訪れてみると、一部が物置のような状態で、全てのスペースが活用されているわけではないのが現状です。せっかくの貴重なコレクションが眠ったままなのは惜しいことです。もっと多くの人にこの文学館を知ってもらうために、地元のイベントや文学愛好者向けの特別展が開催されれば、さらなる活性化につながるかもしれません。

  最後に

 「日本現代紙碑文学館」は、無名作家たちの思いが詰まった文学の宝庫です。普段の生活では出会えない作品たちが、あなたを待っています。文学の新たな一面に触れる旅へ、ぜひ一度足を運んでみませんか?