2024年3月22日(金)
巡回なしのこの展覧会は、円空の初期から晩年までの作例が一堂に会する貴著な機会とのことでぜひ見に行かねばと思っていました。
で、10時少し前に到着。当日券を買って並んでたらちょうど開館時間の10時になりました。
あべのハルカス美術館開館10周年記念
円空 ―旅して、彫って、祈って―
会期:2024年2月2日(金)~ 4月7日(日)
時間:火~金 / 10:00~20:00、月土日祝 / 10:00~18:00
*入館は閉館30分前まで
休館日:2024年2月5日(月)、3月4日(月)
入館料:[当日券] 一般 1,800円(税込)
主催:あべのハルカス美術館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、朝日新聞社
(チラシより引用)
修行の旅に生涯を捧げ、人々のために祈りを込めて仏を彫った円空。生涯に12万体の神仏を彫る誓願を立てたといわれ、飛神の剣のようにノミを振るい、神仏を彫り続けました。 謎の多い一生ですが、その生きた証として、優しく微笑む観音像、迫力に満ちた護法神像など、今も5千体を超える神仏の像が伝わり、人々に愛されています。 本展では初期から晩年までの代表作により、創造の足跡をたどります。
本展のみどころ
1.あべのハルカス美術館1会場のみで開催!
2.約160体の円空仏が大集合
3.「円空さん」の生涯を伝える絵画、文書、書籍も含め、その人となりお探求
一部写真撮影OKでした。
冒頭を飾る《金剛力士(仁王)立像(吽形)》(1685頃)
《両面宿儺坐像》(1685頃)
両面宿儺(りょうめんすくな)は、通常背中合わせに二つの顔を持つ姿だが、円空による《両面宿儺坐像》は、正面の武人の肩にもう一人の武人が乗りかかるような姿を示している。光背が表されているのも珍しいという。
《観音三十三応現身立像》(1685頃)
近隣の村人が病のときに借り出し、治癒を祈ったものだそうです。
《賓頭盧尊者坐像》一躯 1685年(貞享2)頃 54歳頃 岐阜県・千光寺
患った所を撫でられてきた「撫で仏」賓頭盧(びんずる)さんはツルツルになっています。
《護法神像》2躯1685年(貞享2)頃 54歳頃 岐阜県・千光寺
円空袈裟山百首(えんくうけさざんひゃくしゅ)
円空自作自筆の和歌集、袈裟山百首である。貞享年中、千光寺滞在のとき、山号の2字を1首毎に読み込んだ歌である。
巻頭に円空の達筆の梵字が書いてある。
楽しまん 心と共に のりの道 月のみやこの 花の遊びか
飛騨千光寺へ行ってみたくなりました。