2024年1月21日(日) /
一か月前からネットで申込み、楽しみにしていた講演会。
あいにくの雨降りでした。JR岐阜駅から名鉄バスに乗って38分で関市の小屋名バス停まで。そこから徒歩約20分で岐阜県博物館(百年公園内)。
お昼過ぎには雨がやんで青空が見えてきました。
講演会「日本のタナゴ亜科魚類の生態と進化」
■日 時:2024年1月21 日(日)13:30~15:00
■会 場:岐阜県博物館 マイ・ミュージアム棟3階 けんぱくホール
■講 師:北村 淳一(三重県総合博物館 学芸員)
■定 員:120名(予約先着順、中学生以上)※要予約
■参加費:無料
【内容】
岐阜県博物館は、三重県総合博物館(愛称:ミエムMieMu )と講師を派遣し合う交流企画を毎年開催しています。本年度は、ミエムの学芸員、北村 淳一氏を迎え、「日本のタナゴ亜科魚類の生態と進化」と題した講演会を開催します。
(チラシより引用)
コイ科タナゴ亜科魚類は,河川中下流域の氾濫原の恒久水域(たまりやワンド,クリーク)や小川,湖沼やため池に主に生息し,一生を淡水で過ごす純淡水魚類です.卵を生きたイシガイ目の淡水二枚貝類の鰓内に産み込み,子は卵黄を吸収し終えるまで貝内で過ごすという特徴的な繁殖生態を得ています.そのため,様々な適応形質を持ち多様化しています.日本に生息するタナゴ類について、その生物多様性の維持機構(多種共存)と生成機構(種分化)について紹介します。
受付で紹介のあった博物館の小冊子。どれも興味がありましたが…。
講師の北村先生が、唯一撮ってもいいとおっしゃったスライド!
【講演メモ】
・タナゴ亜科:コイ目・コイ科に属する亜科の一つ。
オスに鮮やかな婚姻色が出ることと、二枚貝の体内に産卵する習性が知られた淡水魚のグループ。
・『タナゴ亜科魚類はなぜ美しく多種なのかを解き明かす』
多種共存、種分化の観点から
・イタセンパラは二枚貝の外エラのみを利用
ニッポンバラタナゴは外より内エラを利用
・ふ化仔魚には卵黄突起と言われるバラタゴ属独特の背方に突き出た翼状の突起をもつ。
これが貝のなかにとどまるために役立っている?
【Q&A】
Q1:一般に1年間で一生を終えるのですが、3年まで生きるのがいるのはなぜ?
A1:成長が遅い場合、次年まで生きるため。
Q2:すでに貝に産み付けてあるのかどうかは、タナゴは見分けられるのか。
A2:不明。良い研究テーマになると思う。
ひとり博物館、ひとりランチも私の大切なリフレッシュ時間です。(^^)/
本日、9,776歩。