2023年12月19日(火) くもり
会期が明日まででしたの、なんとか時間を作って行ってきました。ウインク

名古屋大学中央図書館で開催中の伊藤圭介文庫展示会。

 


 

生誕220年記念 伊藤圭介文庫展示会
 ―図譜からたどる自然へのまなざし―
会期:2023年12月6日(水)~12月20日(水)
時間:10:00~18:00
場所:名古屋大学中央図書館2階 OKB大垣共立銀行高木家文書資料館
展示資料:伊藤圭介文庫


(ネットより引用)

 附属図書館が所蔵する「伊藤圭介文庫」は、日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠(きんか)植物図説、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。生誕220年となる今年、圭介翁の世界を体感いただける資料原本を数多く展示します。

 

写真はいっぱい撮りましたが、以下のような掲示があり、載せることができません。ニヤリ

    
展示会場内の写真撮影について
OKB大垣共立銀行高木家文書資料館
・撮影していただいてかまいません。
・資料保護のため、フラッシュのご使用はお控えください。
・他の見学者が写り込まないように、お気をつけください。
・撮影したものは個人でご利用いただき、WebやSNS等への掲載はお控えください。

 

資料館内に掲示されていましたパネルから引用。

近代植物学の祖 生誕220年記念
伊藤圭介文庫展示会
ー図譜からたどる自然へのまなざし一

開催にあたって

 このたび、名古屋大学附属図書館では、伊藤圭介生誕220年を記念し、伊藤圭介文庫展示会を開催することになりました。

 錦窠翁(きんかおう)こと伊藤圭介は、1803年(宇和3) 名古屋呉服町の医家に生まれ、長崎に遊 学してシーボルトに師事したの、『西本華名画』 (1829年) 出版により、日本に初めて近代的な法を紹介しました。わが国近代科学史上、大きな足跡を残し、日本 近代植物学の祖といわれています。また医家としても、尾張藩において種痘の啓蒙普 及に尽力したことでも知られています。明治になってからは、名古屋大学の前身である 医学校の設立に寄与するとともに、明治政府より出仕を命じられ東京に移住し、小石川 植物園では植物の同定に当たり、 東京大学教授をつとめました。 86歳で本邦最初の理学博士となり、99歳で没するまで研究生活を続け、多数の著作・編纂物を残しました。

 伊藤圭介が植物に向けた、すぐれた観察眼は、 圭介が遺した図譜から知ることができます。 名古屋大学附属図書館には、その遺稿類のうち、「錦窠植物図説」など188冊が伊藤圭介文庫として所蔵されています。これらの資料は、伊藤圭介が名古屋大学の前身校設立に寄与したことを機縁として、勝沼精蔵元学長はじめ関係各位のご尽力の結 1955年(昭和30) に、ご遺族の伊藤一郎氏より寄贈されたものです。

 伊藤圭介文庫は、これまでも、資料をデジタル化しインターネットで公開していますが、2024年春に画像の公開方法を国際標準化するなど、装いも新たに世界に向けて発信します。
一方で、資料原本そのものの公開展示は、 生誕210年以後久々の機会であり、伊藤圭介文庫の全体像をご紹介する企画としました。生誕 220年を機として、名古屋大学のいわば生みの親ともいうべき伊藤圭介の遺稿類原本を広く市民の方々に御覧いただき、その自然へのまなざしと研究への情熱を感じていただければ幸いです。

 最後になりましたが、今回の記念展示会開催にあたり、ご協力いただきました関係の 皆さまに、厚くお礼を申し上げます。
2023年12月
名古屋大学附属図書館長
佐久間淳一

 

短い時間でしたが、圭介翁の世界を堪能しました。

P.S. この本、読み返してみようかな。ウインク