2021年12月4日(土) くもり

トークイベントまで時間がありましたので、熊谷守一展を先に見にいきました。

 

このシールを付けていれば、当日何度でも会場へ出入りできます。ウインク

 

トークイベント「熊谷守一の魅力 ~その作品と人物」
日時:2021年12月4日 (土曜日)午前10時30分~午前11時30分
場所:みんなの森ぎふメディアコスモス ドキドキテラス
トーク:古川秀昭さん(OKBギャラリーおおがき館長)、市川瑛子さん(熊谷守一展実行委員)
定 員:45名(先着順)

 

【講演メモ】

守一の初期、中期、後期の代表作3作品についてのお話し。作風が異なる。
《父の像》(岐阜市蔵)30~35歳の作品
 守一様式でなく、面白くない絵。付知に5~6年ほど滞在。父のような生き方(政治家、経済人)はいやだとの思い
 しずんだ時の絵。親戚からたのまれて描かざるをえなかった。自分自身と闘っているとき。
《渓流》60歳ぐらい
 4号の作品(守一の作品の9割は4号)。守一らしい線が出てきた。この後、赤い輪郭線になる。
 岩が平面、立体感がない(光の影を取り払う)。ちょど変わり目の作品。
 ※いろいろな輪郭線、赤いとは限らない(赤太、赤細、ない、黒)。描き方も材料も決まっていない。研究家はなんでもまとめたがるが…。
《あぢさい》95歳の作品
 輪郭線を残すように塗る。究極のあじさい
 ※藤森によるフクロウと守一の写真。守一はフクロウを見て、フクロウはカメラマンを見ている。
  最晩年に、同心円状の絵をよく描いている。これは毎日見ていたフクロウの目かも。
  60~95歳の作品は、丸が多い。《泉》つけち記念館蔵 丸の持つ永遠性。究極の形状。

  丸にたどりつき、造形化している。
守一のものの見方の基本
 ・つまらないものは雲一つない青空 
 ・石ころ一つあればまったく退屈しない
米国の詩人(エミリー・エリザベス・ディキンソン)も守一と同じ考えが、「小石はなんて幸せなんだ」という詩に表れている。
岐阜アートウォール事業
できれば絵を描かない生活をしたい
《海》岐阜歴史博物館 「鯤(こん)」と呼ばれる空想の巨大な魚を描いた。
1923年の日(43歳)おおじしん トンボゆったり とんでいる


市川瑛子さんは、(公財)熊谷守一つけち記念館非常勤学芸員でもいらっしゃるんですね。

ちょっと失礼して、御自らトークの準備をされているときの様子。イベント中は撮影、録音禁止です。


メディアコスモス2Fの岐阜市立中央図書館にて、特集「熊谷守一」が組まれています。

書籍をもとに熊谷守一邸のお庭のイメージが写真や切り紙で再現されています。

 

お話しの中で紹介のあった古川氏の著作『熊谷守一 ~目に見えないものを~』は”禁貸出”でした。なぜ!

 

お陰様で、熊谷守一について、少し理解が深まりました。