2013年2月9日(土) 晴れ
愛知県にある清須市はるひ美術館で開催中。
「曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ~眼はこのように風景を見ている~」
  会期:2012年12月7日(金)~2013年2月15日(金)
  時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)  休館日:月曜日  観覧料:一般 500円 中学生以下無料
美術館へ行く前にブライアン・ウィリアムズについて少し予習。1950年南米ペルーに生まれたアメリカ人。カリフォルニア大学で美術を学んだ後、西洋文化とは異なる価値観を求めて日本に移り住みました。以来40年、日本の自然豊かな田舎を訪ね歩き、その失われつつある「原風景」を描き続けています。(チラシより引用)
 
 美術館は「はるひ夢の森公園」の中。写真に写っているモニュメントは大根!ここは、一般的に食べられる大根のルーツ「宮重大根」の発祥の地なんだそうです。
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 「曲面絵画」って?
その名の通り絵画面が大きく湾曲していることと、四角ではなく自由なかたちをしていることが特徴です。これは、人間が風景を見るときの自然な眼の動きを再現しようと考案されました。(チラシより引用)
 この展覧会では清須市を描いた新作を含め、30点近くが紹介されています。見慣れたはずの風景も、彼によって「曲面絵画」としてとらえ直されると「空間」を感じ、新鮮さを覚えます。不思議な体験でした。なぜそう感じるのかはわかりませんが・・・。
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 このチラシは四角ではなくて、上部が絵の形に合わせてカットされています。なかなかユニークです。表面にある大きな絵は『とんびの目』。画面がゆるやかに曲がっていて、高いところから下を眺め、遠景を眺めた気分がすごくわかります。裏面の『屋久の縄文杉』の実物は、大きな絵で大木を見上げる気分が味わえます。清水寺を描いた『錦秋清水』も大きな絵で大迫力。ゆるやかに曲がった画面上の建物が立体的に見え、その場にいる感じが味わえます。 
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『ショーヴェ洞窟ファンタジー』
この絵だけが撮影可。一階の階段下に展示されてました。太古の原人たちが絵を描き始めた頃を想像して描いた絵とのこと。
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 展示作品が充実している大きな美術館もいいけど、各地にあるこじんまりした美術館を訪ねるのも楽しいんですよね。