こんにちは。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

のりゆきです。

 

 

前回は、プロセスに沿って資料を作成すれば効率的であり、非常にメリットがあることをご説明しました。

 

 

 

 

 

そこで今回は、資料作成の具体的なプロセスについてご紹介したいと思います。

 

 

資料作成のプロセスは商品をつくるプロセスと似ています。

 

このことは、提案資料を自分の商品として考えてみれば、なんとなくわかるのではないでしょうか?

 

提案資料と商品には次のような共通点があります。

 

・アウトプットの形がある(有形である)
・自分で作って細かい部分を決める
・届ける対象(相手)がいる、かつ、相手からの反応がある 

 

これらの共通点から、同じようなプロセスで作成することができるのです。

 

 

そして、一般的な商品づくりのプロセスは以下のような流れになります。

 

今回はイスの事例で説明しています。

 

尚、ここではわかりやすくするために、簡略化したケースで説明しています。

 

 

 

<商品づくりのプロセス>

①商品コンセプトの決定
・どんなイスにするかを決める 

 

②ターゲット顧客選定とニーズ把握

・誰に使用してもらうかを明確にする 

・ターゲットとする顧客のニーズを掴み具体化する

 

③商品仕様(概要案)の策定

・イスの大きさや大まかなデザインを決める

 

④詳細仕様の策定

・細かな形状やデザインを決める

 

⑤生産

・イスの各パーツを組立てる

 

⑥仕上げ

・イスの表面を磨く

 

⑦外観のチェック

・表面にキズや汚れがないかをチェックする

 

⑧発売

・完成品を発売する

 

 

 

この商品づくりのプロセスの考え方で資料作成のプロセスを整理してみると、以下の通りとなります。

 

<商品づくりを応用した資料作成のプロセス>

①商品コンセプトの決定

⇒ステップ1:目的と伝えたいことを明確にする

 

②ターゲット顧客選定とニーズ把握

⇒ステップ2:読み手を明確にしてニーズを把握する

 

③商品仕様(概要案)の策定

⇒ステップ3:資料の全体構成(概要)を決める

 

④詳細仕様の策定

⇒ステップ4:各スライドで具体的に伝えたい内容を決める

 

⑤生産

⇒ステップ5:各スライドの詳細を作り込む

 

⑥仕上げ

⇒ステップ6:読みやすくなるように見栄えを工夫する

 

⑦外観のチェック

⇒ステップ7:資料の品質をチェックする

 

⑧発売

⇒ステップ8:資料にもとづき提案を行う

 

 

 

さらに、この商品づくりの考え方に沿ったプロセスで資料を作成すれば、読み手に配慮した資料を作成することにもつながります。

 

読み手に配慮することで、結果としてよい印象をもってもらい、提案内容に好意的な印象を持ってもらえる可能性が高くなります。

 

提案資料を作成する際には、ぜひこの考え方を意識してみてください。

 

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。