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【注意事項】

本記事は、仮面ライダーアギトのファンによる個人的な考察・解釈でありネタバレを含みます。


『仮面ライダーアギト』は東映株式会社・石森プロ等の権利者に帰属します。

ファンによる非営利活動であり著作権を侵害する意図は一切ありません。

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◾️ 「怪物より怖い人間」というテーマ


第20話は小沢澄子の

「アンノウンより人間の方が怖い」

という言葉から始まる。




◾️榊亜紀の超能力覚醒と連続殺害


榊亜紀の超能力がついに覚醒。


・「アギトに近づいたから覚醒が早まった」というセリフと公式解釈あり。

・亜紀はアギト捕獲作戦の資料を要求

・ハッキングによる資料入手と警察関係者の特定

・計画的な連続殺害


殺害方法は、かつて風谷信幸が殺されたものと同じ

外傷なく内臓を破壊する手口


亜紀は衝動ではなく、

目的を持ち、理解したうえで人を殺している。


しかも北條を前にしたとき、

彼女は怯えるでもなく、怒るでもなく、笑っている


ここがアンノウンとの違い。

(亜紀のこの行動は別記事で考察)



◾️ 沢木哲也の加速装置としての役割


沢木哲也は、

亜紀の力を与えるのではなく、

能力の覚醒を加速させる存在 として描かれる。



◾️北條透、命の危機へ


北條がついに亜紀に命を狙われる側に回る。


正義を掲げてきた人物が、

その結果として狙われるという皮肉。


この回で北条は、

単なる嫌な刑事ではなく、

物語に組み込まれた犠牲者へと変わっていく。



◾️アンノウン3体出現


アンノウンは3体も出現する。


アギトは1体を撃破するものの、

残る2体に追い詰められる…。





◾️葦原涼の頭に響く「立て!襲え!」という声


葦原涼の中で、

ギルスの衝動が明確に「声」として描写され始める。


これは外部からの命令や神の啓示ではなく、

ギルスの力に葦原涼の人格が侵食され始めた兆候 とも受け取れる演出。


翔一=アギトとの違いが示された形。


ギルスという特殊な力を持った人間の「怖さ」(=不安定さ、暴走リスク)が描かれた形。




◾️第20話は境界線が壊れる回


人と怪物、正義と暴力、被害者と加害者。


これらの境界線が崩れていく回。




◆ まとめ


第20話は、

アンノウンが怖いという話ではなく

亜紀という人物を介して、

不完全な力を持った人間の怖さを描いた話。


19話で「人が人を殺してはならない」を強調した後、

20話で「人間が力を持ったときの怖さ」を具体化した。


ギルスもまた、

不完全な進化を遂げた人間の「怖さ」「不安定さ」「暴走リスク」として同時に描かれている。