先日、私の患者さんのお子さん(60代)が、
元気だったにも関わらず大動脈解離で急逝されました。
残された親の気持ちを考えると心が張り裂けます。
同じ悲劇を繰り返さないために
大動脈解離について記事にしておきます。
タレントの加藤茶さんも大動脈解離の経験があり
奇跡的に救命できたと語ってます。
https://saiwaihp.jp/daidomyaku/blog/?p=2148
大動脈解離は
発症した瞬間から命に関わる重篤な病気です。
■ 大動脈解離とは?
心臓から全身へ血液を送る大動脈の壁が内側から裂け
血液が壁の中に入り込む状態です。
問題なのは、
・発症が突然
・進行が非常に速い
・治療が遅れると致死的
という点。
だからこそ、予防が重要になります。
■ 最大の危険因子
多くの研究でわかっているのは
👉 大動脈解離の最大の危険因子は高血圧
ということ。
外来で、
「私は血圧高いけど、今まで病気もしたことないし、体調も悪くないから、(高血圧の)治療しなくて大丈夫です」などと、治療を嫌がる方もいらっしゃいます。
高血圧が続くと、
・大動脈の壁に強い圧がかかり続ける
・壁が徐々に弱くなる
・ある瞬間に限界を超えて裂ける
という流れが起こります。
また、高血圧の放置は、
大動脈解離以外にも、脳や心臓、腎臓など、
あらゆる臓器に時間をかけてじわじわ影響します。
放置は怖いと思います。
■ 予防①:血圧を安定させる
予防で最も重要なのは、
・血圧を定期的に測る
・高血圧を放置しない
・急激な血圧上昇を避ける
ことです。
・朝だけ血圧が高い
・ストレス時に急上昇する
・脈拍が常に速い
などの状態は、大動脈に負担をかけます。
そのため、
血圧と心拍数
を同時にコントロールする治療
が重要だと考えられています。
■ 予防②:生活習慣
・塩分控えめ
・喫煙しない
・過度な飲酒を避ける
・強くいきむ動作や無理な筋トレを控える
・ウォーキングなどの穏やかな運動を続ける
これらが予防に役立ちます。
大動脈は丈夫で強い血管ですが、
毎日の小さな負荷(高血圧)は、
確実に蓄積し、ジャブのように血管壁に負担をかけ、大動脈を弱くします。
■ 痛くない大動脈解離もある
多くの場合非常に強い痛みを伴いますが
ほとんど痛みを感じない例も存在します。
・高齢の方
・糖尿病がある方
・失神や脳症状が先に出る場合
・認知機能が低下している場合
では注意が必要です。
■ 家族歴等がある人は要注意
以下の方は特に注意が必要
・家族に大動脈解離・大動脈瘤の既往
・マルファン症候群などの体質
・大動脈が太いと言われた
この場合、症状がなくても定期的な検査が命を守ります
■ まとめ
大動脈解離に特効薬はなく
血圧管理が最も確実な予防策
何も症状がない今こそ、
体を整えて予防するタイミングです。
※本記事は、私自身の経験や医学的知見をもとに作成し、AIを活用して情報整理、内容確認、エビデンスチェックをしています。
