現代の投資詐欺──暗号資産・機関投資詐欺
昨今、投資を取り巻く環境は大きく変わりました。
以前は株や不動産等が中心でしたが、
今は暗号資産や投資信託、さらに新興の金融商品まで多岐にわたります。
ロマンス詐欺などという手法もあります。
そして、「詐欺の手口」も巧妙化 し、
詐欺の被害額も増加してきています。
今回は、現代の投資詐欺の特徴と、
身を守るためのポイントを整理してみます。
警視庁 特殊詐欺対策ページ
① 暗号通貨詐欺
ビットコインやイーサリアム、NFTなど、暗号資産関連の詐欺は今も後を絶ちません。
主な手口は
•怪しいICO(新規仮想通貨公開)
高利回りを謳って出資を募るが、資金が持ち逃げされるパターン。
•ポンジ・スキーム型投資
新規出資者のお金で既存出資者に配当を支払い、信頼感を高める仕組み。 長くは続かず、最終的に破綻します。
•偽の取引所・ウォレット詐欺
公式サイトそっくりに作られた偽サイトに誘導され、資金が盗まれる。
DeFi(分散型金融)詐欺とは、DeFiの仕組みを悪用し、投資家から暗号資産を不正に騙し取る行為の総称です。
中央管理者がいないDeFiは、消費者保護の制度が不十分なため、詐欺に遭うリスクが高いという側面があります。
暗号資産はブロックチェーンという透明性の高い仕組みを持つ一方で、
法的規制が未成熟な部分が多く、詐欺師に狙われやすい のが現状です。
② 機関投資詐欺
個人だけでなく、企業や富裕層向けに巧妙に仕組まれた詐欺もあります。
•架空の投資ファンド
高額な利回りを保証して契約させるが、実際には存在しない。
•海外投資詐欺
「海外の金融機関と提携」「機関投資家向け案件」などを謳い、個人投資家を信用させる。
•情報操作型詐欺
高名な人物や著名企業の名前を使い、
SNSやメディアで信頼感を演出する。
こうした詐欺は、専門的な知識がある人でも騙されやすい のが特徴です。
③ 共通する特徴
現代の投資詐欺には、共通するパターンがあります。
1.高利回りを匂わせる、保証する
現実的に不可能な利回りは、まず疑うべきサイン。
2.リスクを過小に見せる
「低リスク」「元本保証」「絶対に儲かる」などの言葉は要注意。
3.時間を迫る、煽る
「今しか間に合わない」「先着○名」などの焦らせ方。
4.透明性が低い
資金の使い道、運用内容が曖昧な案件は危険。
④ 被害を避けるための基本行動
•信頼できる情報源を確認
公式金融庁サイトや証券会社の情報など、複数の信頼できるソースで調べる。
•過度な高利回りは警戒する
利回り10%超は、特に注意。
•第三者に相談する
家族・専門家・弁護士など、信頼できる人に相談。
•契約書・取引内容を確認する
書面や記録のない案件は避ける。
・AIに相談する
chatGPTなどのAIに、契約内容や情報について相談する(万能ではないが、ひと呼吸置ける)
⑤ 最後に
投資は、資産を増やす手段であると同時に、
大切なお金を守る責任 も伴います。
現代の詐欺は巧妙で、
暗号通貨や機関投資という新しい分野で増えています。
「儲け話」だけに飛びつかず、
冷静に、慎重に、情報を集めること
が何より大切です。
私たちができる最も大きな防御は、
知識と警戒心を持つこと です。
今日も、無理のない範囲で自分の資産を守る選択を。

