現代の投資詐欺──暗号資産・機関投資詐欺


昨今、投資を取り巻く環境は大きく変わりました。


以前は株や不動産等が中心でしたが、

今は暗号資産や投資信託、さらに新興の金融商品まで多岐にわたります。


ロマンス詐欺などという手法もあります。


そして、「詐欺の手口」も巧妙化 し、

詐欺の被害額も増加してきています。


今回は、現代の投資詐欺の特徴と、

身を守るためのポイントを整理してみます。



警視庁 特殊詐欺対策ページ




 暗号通貨詐欺


ビットコインやイーサリアム、NFTなど、暗号資産関連の詐欺は今も後を絶ちません。


主な手口は


怪しいICO(新規仮想通貨公開)

高利回りを謳って出資を募るが、資金が持ち逃げされるパターン。


ポンジ・スキーム型投資

新規出資者のお金で既存出資者に配当を支払い、信頼感を高める仕組み。 長くは続かず、最終的に破綻します。


偽の取引所・ウォレット詐欺

 公式サイトそっくりに作られた偽サイトに誘導され、資金が盗まれる。

DeFi(分散型金融)詐欺とは、DeFiの仕組みを悪用し、投資家から暗号資産を不正に騙し取る行為の総称です。

中央管理者がいないDeFiは、消費者保護の制度が不十分なため、詐欺に遭うリスクが高いという側面があります。


暗号資産はブロックチェーンという透明性の高い仕組みを持つ一方で、

法的規制が未成熟な部分が多く、詐欺師に狙われやすい のが現状です。


 機関投資詐欺


個人だけでなく、企業や富裕層向けに巧妙に仕組まれた詐欺もあります。


架空の投資ファンド

 高額な利回りを保証して契約させるが、実際には存在しない。


海外投資詐欺

 「海外の金融機関と提携」「機関投資家向け案件」などを謳い、個人投資家を信用させる。


情報操作型詐欺

 高名な人物や著名企業の名前を使い、

 SNSやメディアで信頼感を演出する。


 こうした詐欺は、専門的な知識がある人でも騙されやすい のが特徴です。


 共通する特徴


現代の投資詐欺には、共通するパターンがあります。


1.高利回りを匂わせる、保証する

現実的に不可能な利回りは、まず疑うべきサイン。


2.リスクを過小に見せる

「低リスク」「元本保証」「絶対に儲かる」などの言葉は要注意。


3.時間を迫る、煽る

 「今しか間に合わない」「先着○名」などの焦らせ方。


4.透明性が低い

 資金の使い道、運用内容が曖昧な案件は危険。


 被害を避けるための基本行動


信頼できる情報源を確認

 公式金融庁サイトや証券会社の情報など、複数の信頼できるソースで調べる。


過度な高利回りは警戒する

 利回り10%超は、特に注意。


第三者に相談する

 家族・専門家・弁護士など、信頼できる人に相談。


契約書・取引内容を確認する

 書面や記録のない案件は避ける。


・AIに相談する

 chatGPTなどのAIに、契約内容や情報について相談する(万能ではないが、ひと呼吸置ける)


 最後に


投資は、資産を増やす手段であると同時に、

大切なお金を守る責任 も伴います。


現代の詐欺は巧妙で、

暗号通貨や機関投資という新しい分野で増えています。

「儲け話」だけに飛びつかず、

冷静に、慎重に、情報を集めること 

が何より大切です。


私たちができる最も大きな防御は、

知識と警戒心を持つこと です。


今日も、無理のない範囲で自分の資産を守る選択を。