せめて聴診してほしい・・・ | 人生を豊かにする本物の医療を目指して。 Dr.SHUTOのブログ 「Wellness&Happiness」

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心と体に優しい医療により、縁ある方々が悔いのない健康で幸せな人生を送るきっかけになりますように。

 

 

以下、患者さんから聞いた実話です。

 

 

熱と腹痛と胃痛と吐き気の患者さん。

 

近所のクリニックを受診し、

 

2日前から熱と腹痛と胃痛と吐き気があることを医師に伝えたそうです。

 

そうすると、

 

腹部を聴診するでもなく、触診するでもなく、症状を聞いただけで下記の薬が出たそうです。

 

1.整腸剤

 

2.胃腸内のガスを除く薬

 

3.胃粘膜を保護する薬

 

4.おなかの痛みをとる薬(腸の動きを抑える薬)

 

5.胃酸を抑える薬

 

 

 

 

・・・・・腹部の診察もせずにこのような処方は危険です。

 

もし食中毒だったら、4の薬は危険です。

 

おなかにガスがたまっているかどうかも触診して確認せずに2の薬を出すのもよくない。

 

そして、胃痛も、絶対的な胃酸過多なのか、相対的な胃酸過多なのか考えているのでしょうか?

 

 

腹部の症状で食中毒の可能性もあるのだから、せめて聴診、触診はちゃんとして欲しいです。

 

 

 

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