(つづき)
(2)砂糖の摂取で栄養のアンバランスが起きる
砂糖の弊害は他にもあります。
砂糖がエネルギーとして代謝される過程には、様々な酵素が必要になります。それらの酵素は、30種類以上あると言われていますが、そがひとつでも欠損すると砂糖はうまく代謝できなくなります。
酵素が活性化して、うまくはたらくためには補酵素が必要で、砂糖の代謝には、ビタミンB群(B1、B2、B3、B6、B12、ビオチン、パントテン酸)が補酵素として必要です。
つまり、砂糖の過剰摂取は補酵素であるビタミンB群を消耗してしまいます。
砂糖摂取が増えるにつれてビタミンB群も多く取らないといけないですが、実際は砂糖過剰でビタミン不足になっているケースが多いです。
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(3)糖化の問題
糖を摂り過ぎると体内のたんぱく質と結合し、たんぱく質を劣化させます。たんぱく質は糖と反応してAGEs(Advanced Glycation Endproducts:糖化最終生成物)を生成します。
AGEsは老化物質で、ちょうどパンに焦げ目が付くように、たんぱく質が褐色に変化し、「焦げる」ようなイメージの反応です。
特に、体内のコラーゲンと反応しやすく、糖を過剰摂取するとコラーゲンが劣化します。
コラーゲンはたんぱく質の一種で、皮膚を始め、軟骨・関節、腱、骨、歯肉、眼球、血管壁、爪、毛髪など全身に存在しています。
つまり、これらの臓器が、糖により早く劣化してしまうリスクが高まります。骨も脆くなり、ケガの回復も遅くなる可能性があります。
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(4)砂糖は脳のエネルギーになるから必要だ、という点に関して。
栄養源となる糖質を、砂糖から摂らないといけないという理由はなく、未精製の穀類や、ビタミンを多く含む果物、野菜や豆類などから摂れば十分です。
これらの自然の食材には、糖の代謝に必要なビタミンも一緒に摂れますが、精製した砂糖で作った菓子類にはビタミンが不足しています。
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このように、砂糖の過剰摂取には様々な健康リスクがあります。
健康増進のために何か食生活の改善から始めるのであれば、特定の栄養素を色々と足し算する前に、「砂糖を引き算する」ということからはじめてみてはいかがでしょうか。