小児の夜間救急外来での経験と課題 | 人生を豊かにする本物の医療を目指して。 Dr.SHUTOのブログ 「Wellness&Happiness」

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心と体に優しい医療により、縁ある方々が悔いのない健康で幸せな人生を送るきっかけになりますように。

昔、救急病院などで夜間小児救急外来を長いことやっていました。

夕方から開始して、翌朝までほどんど眠れずに外来をするというものです。

ちなみに、ほとんどの病院で、翌朝からも通常業務をするような体制でした。



その外来ですが、

だいたい9割くらいが「受診の必要がない」小児です。



受診が必要な残りの1割が、何らかの検査や処置が必要で、

その中でも本当に救急で入院が必要な小児は、1割の中でもさらに1~3割程度です。



私は救急外来をしているときでも、時間的に余裕があればできるだけ以下のような指導をしていました。

・どんな時に受診したらよいか

・どんな時に受診すべきか

・家でどんな点を注意したらよいか、養生法

などです。


かかりつけ医の指導不足が原因で、お母さん方の不安が解消されていないために、

夜間でも受診してしまうのでしょうね。


中には、おむつかぶれや湿疹で夜間救急外来を受診される方もいましたよ。


インフルエンザなんかでも、特殊なケース以外では夜間救急を受診する必要はありません。




小児のむだな受診、むだな医療費、むだな心配、将来の生活習慣病を減らすためにも、

病気にならないための養生法、薬だけに頼らない医療が広がるといいなと思います。



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お手数ですがよろしくお願いいたします。

Dr.シンスケ

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