前回の続きから → 83歳認知症の母との終わりのないバトル
1週間も母と生活していると、だんだん認知症の母のことが分かってくるようになってきた。
認知症になる前は、歌声はきいたことがなかったが、
今は、ご機嫌だとよく口ずさんでいる。
そして、母のテーマソングがあることが分かった。
島根の実家は田舎の家なので、母屋と後から作ったお部屋が渡り廊下でつながっている。
わたしの荷物やパソコンは、離れに運んであるので、
ブログを書いたり、息抜きするときは離れにいる。
母が、何か困ったり、頼み事があったり、お茶がしたくなると
テーマソングを歌いながら離れにやってくる。
この渡り廊下を歩くと小窓があり、中庭(と呼んでいる)がある。
ここから見える、キウイフルーツの木は父が大事に育てている。
短い渡り廊下を歩くと、最後に階段があり
離れにたどり着く。
この渡り廊下と階段を母が
「チュン、チュン、チュン」
と、口ずさみながら、足音をたててやってくるので、
母がきたことが、すぐにわかるようになってきた。
チュン、チュン、チュン、
母のテーマソング、扉が開いたときに
母の口から出る用件に振り回されるわたし。
母は、もう無双状態。。。