ニキビ治療のアキュテインに要注意 | アンチエイジングlover Dr.ゆうこりんブログ

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深刻な問題になっている「紅麹サプリ」

何の要素が危険か?など毎日話題になっていますが、、世の中には危険なサプリメントが沢山あります。

テレビのコメンテーターは「毒素は代謝されるから

残らない」と言っていましたが、そんな事ないでしょキョロキョロ

その最たるものがニキビ治療に効果的と言って個人輸入して内服している方も多い「アキュテイン」


これを内服すると皮脂分泌が抑えられるので、外来では若い男性の方が内服してる場合が多いです。


アキュテインってどうですか?

というご質問も多く頂きます。

 

商品名:アキュテイン(ACCUTANE)
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)

 

海外ではニキビ治療に使用される場合もありますが

日本では未承認のニキビ治療としては未承認の薬です(厚生労働省からも勧告が出ています)

 

では、アキュテインとビタミンAの違いは何でしょうか?

 

ビタミンA

—ビタミンA(レチノール)

—トランス分子

—天然

—細胞内酵素による代謝

—奇形のリスクが低い

 

アキュテイン

—アキュテイン(13シス型レチノイン酸)

—シス分子

—合成物

—細胞内酵素により代謝されない

—奇形のリスクが高い

 

アキュテインのシス分子はヒト細胞では簡単に代謝されず、毒性をもつレベルまで蓄積します。

また、妊娠又は妊娠している可能性がある場合、胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こすおそれがあるほか、ひどい頭痛や、目のかすみ、めまい、吐き気、おう吐、脳卒中、下痢、筋力低下、重大な精神症状(うつ、自殺など)の副作用を生じることがあります。

 

高濃度のビタミンAは、肌のターンオーバーや細胞分裂に働きかけて嚢胞性のニキビ治療に使用されています。

当院の難治性のニキビ治療では、天然のビタミンAを処方します。


内服薬と外用液、両者のコンビネーション治療が重要ですね。

 


 

難治性ニキビは早く治療しないと、重症な瘢痕を残すことも多いです。

お悩みの方は是非お早めにご相談ください!!