女性ホルモンの補充期間について | アンチエイジングlover Dr.ゆうこりんブログ

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渋谷のアラフォードクターゆうこりんが、『体質改善や免疫力UP』に取り組みながら、コスメや最新治療を分かりやすく解説するブログです!
酒さやアトピー性皮膚炎、乾癬治療にお困りの方は是非チェックしてください。

 

ナチュラルホルモン補充治療ででエストロゲンやプロゲステロンを内服すると、ホントにカラダの中から若返ります。

当院では46、47歳~56、57歳くらいからスタートされる方が多いです。

ちなみにプロゲステロンは30代後半から内服する方もおられます。

 

飲んでみると分かるその違い

 

一言で言うとお肌にハリも出て若々しくいれる!から、止められないという感想を聞きます。

 

確かにそのとうり、何気なく毎日飲んでいれば老化した気がしない。

エストロゲンは以下の様に見た目の若さに影響します。

 

 

 

 

ではこのホルモンはいつまで飲んで良いの?

 

当院では、しっかり高脂血症や癌などのリスクを検診していますので、ず〜っと内服しても良いものだと考えます。

 

ここ最近の産婦人科学会でも、この考え方が2極化しています。(60歳までで中止VSケアしていればOK)


『何歳までエストロゲン療法の適応があるか』をテーマに婦人科学会で太田博昭先生がお話された内容は以下の様になります。

 

閉経後、平均10年ほどで人生を終えていた時代には性ホルモンについて問題とならなかったが、長寿になった現在閉経(55歳)から平均寿命(85歳)まで30年間もの間エストロゲン欠乏の状況下で生きていかなければならなくなった。
現代の中高年女性にはエストロゲン欠乏により様々な健康寿命の障害となる問題(骨粗鬆症の発症、コレステロール値の上昇、動脈硬化、心血管系疾患等)が生じている。
エストロゲン値は55歳の時点で男性よりも少なくなり60歳になると男性の半分量になってしまう。
ホットフラッシュ等のいわゆる更年期障害の対処だけでなく疾病予防にとってエストロゲンによる効果大きさを強調され、結論『65歳まではエストロゲンを使用してもよいのではないか』とのご発表でした。
 
定年も60歳から65歳に引き上げられ更に70歳でもまだまだ元気に社会貢献できる人が増えている現状と合わせて考えても非生理的という意見もあるかもしれませんが、ホルモンを補充しつつ元気で過ごせる時期を延ばしていく事は社会的に有益な事だと思います。

 


保険診療レベルでは閉経して10年以内に5年間くらいの補充が常識でしたが、時代の流れと共に変わりつつあります。

ちなみに、ヨーロッパや欧米ではこの基準はありません。

当院では適切に検診をして、安全安心なナチュラルホルモン補充治療を心が得ています。

40歳超えたらホルモンに注目したアンチエイジング治療をしていきましょう!