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ドクターズガイド オフィシャルブログ 名医から聞いたとっておきの話

ドクターズガイドは専門医の取材に基づき、信頼のおける情報を提供する医療情報メディアです。このブログではトップドクターから教えてもらった貴重な情報や健康に関する役立つ情報、日々の生活で気付いたこと、感じたことなどを発信していきます。

最近食べ物関連の話題が多いです。

緑茶の味がわかる友人に、茶葉を選んでもらうチャンスに恵まれ、せっかくの機会なので、緑茶を全般的に調べています。文化的な面でも大変興味ぶかい緑茶の世界ですが、ここでのテーマに従って、健康に関わるメリットを取り上げることにします。過去にも投稿したことはありますが、再度調べましたところ、様々なメリットがいっそうザクザクと出てきました。これでもかという印象すらありますので、とにかく成分と効果を羅列しようと思います。

【抗酸化物質】
・カテキン
心臓の健康(1日2〜3杯)→動脈硬化予防、血圧上層を抑制。
免疫力向上→ウイルスなどによる感染症を予防。発ガン抑制
肥満予防(1日5杯)→体脂肪燃焼効果を高める。脂肪、糖分の吸収抑制
糖尿病予防(1日6杯)→血糖値を下げる効果。1日6杯でリスクが3分の1に減少。
記憶力向上→灰白質保護作用。新たな脳細胞の成長を促進。
ボケ防止(1日5杯以上)→老化の進行を遅くする。加齢が進んでも日常の行動に不自由しない。

・βカロテン、葉酸、ビタミンC、B2
コラーゲン形成→肌を美しく丈夫に保つ。夜間の視力向上

・タンニン
ガン予防
食中毒予防→害のある細菌等を殺菌

【テアニン(旨み成分)】
血圧をコントロール、神経細胞保護
ストレス緩和→自律神経のバンランスを整える。リラックス効果

【サポニン】
血圧効果作用、抗インフルエンザ

このほかにも、ご存知カフェインによる覚醒効果、フッ素による虫歯予防、その殺菌力による口臭予防など、明らかに「飲まなきゃ損」という気にさせられる健康効果です。

同じ「茶」から作られる紅茶や中国茶ではダメなのかというと、これらは製造の過程で発酵させるため、その段階でカテキンが失われます。その点緑茶は、摘み取った後に「蒸す」という工程を入れることで発酵を止め、この損失がありません。上の羅列を見ると、カテキンがそうとういい仕事をしていますので、緑茶の優秀さが際立ちます。

しかし緑茶ならみな同じというわけでもありませんでした。カテキンは、日光を浴びて育った葉に多く含まれます。「玉露」「抹茶」は旨味を増やすために生育中に一時日光を遮断しますし、「番茶」は茎が多く含まれるので、カテキン効果を望むなら、一般的な「煎茶」が一番ということになります。

またお茶を入れる時のお湯の温度によっても、口に入る成分が若干異なり、熱湯で抽出すると苦味や渋みとなるカフェイン、カテキンが多く抽出され、60℃以下のお湯では旨み成分のテアニンが多くなります。シャキッとしたい時、食中毒に気をつけたい、風邪を予防したい時は熱々の煎茶、ストレスを感じたり、リラックスしたい時には湯のみを手で持っても熱いとまでは思わない程度の温度で淹れるなど、工夫次第ということです。

せっかく選んでもらったおいしいお茶なので、気合を入れて飲みかたを覚えようと、図書館で関連書籍をどっさり集め、自分の好きな傾向に合っているらしい、常滑焼の還元焼成という方法で作られた急須まで入手しました。テキストに従って念入りに淹れてみていますが、にわか知識と技術程度では、それほどの味の違いがわかるわけもなく、「いや、これでいいに違い無い」と自分に言い聞かせつつ、ありがたくいただいています。