2014年のインフルエンザ予測 | ドクターズガイド オフィシャルブログ 名医から聞いたとっておきの話

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今年はインフルエンザの流行が早いということをお伝えしました。

先日、インフルエンザ対策の調査・研究、「インフルエンザ診療ガイド」の執筆をされているけいゆう病院の菅谷憲夫先生に今年のインフルエンザ傾向、予測についてお話をうかがいました。

ニュースでも報道されているように、今年の流行はA香港型、例年よりも1か月早いとのことで、先生がおっしゃるには、例年はピークが年明けのところ、今年は12月中にピークが訪れ、
それが冬休みを挟まないので、例年になく大流行するのではないかということでした。

ただ問題は、今年流行しているA香港型は、ワクチンを作る過程で変異するらしく、ワクチンの予防効果が低いと言われています。

さらに、今年のピークが12月ということで、はたして間に合うのかと急いで予防接種をを打つべきかどうかいろいろ考えてしまいますが、予防接種を打つことで、感染したとしても症状は軽く済むようなので、基本的に接種をすすめています。

特に、乳児や高齢者のようなハイリスク者の予防接種の効果が低いという調査結果が出ていますが、インダイレクトプロテクト(間接的予防)と言って、子供や成人の健常者が感染を防ぐことで、結果的に乳児や高齢者への感染を防ぐという考え方です。

1980年代にワクチンの効果がないということをメディアが一斉に報じて一般の人が予防接種を控えたことで、その年の乳幼児と高齢者の罹患者が大幅に増加したという経験もあります。

また、家族など身近な人が罹った場合、予防的に抗インフルエンザ薬を服用するというのも効果的だそうです。自費になりますが、頼めば処方してくれるそうです。

それにしても、毎年、違う型のインフルエンザに振り回されているのですが、今まで大々的な調査が行われていなかったとのこと。菅谷先生が昨年、慶応大学と一緒に行った4700人の調査結果について、近々発表されるとのことなので、注目したいところです。