ママ友ドクターおすすめ番組シリーズ②
今回のテーマは
子供をやる気にさせて伸ばす親になろう
~親にこそ観てほしいアニメ②~
前回「今こそ親こそ観たいアニメ①」の続きです(ノ´▽`)ノ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200503/09/doctornishyumi/9e/ed/p/o1080103114752768207.png?caw=800)
前回は、子供は誉めてのばす!叱らずに伸ばす!肯定的表現を使おう!
について長々とご紹介しました。
実際にオススメするアニメを紹介します。
そのまえに、、、
私は小児科専門医で、個性の強いお子さんの育児に悩むママ達に、その子を伸ばす対応方法を専門外来でアドバイスしています。
ま、今は三児の産休中でコロナ休校なので日々ドタドタしてますが…
専門外来アドバイスしている内容は、主にABA(応用行動分析)という考え方に基づいた療育的な育児アドバイスなんですが、今回も説明省きますがキーワードは…
ほめて伸ばす
自己肯定感!
文字デカ…もう色んな人がブログで説明してますね(*w*)
さて。
「「本当にいけない子ね、ちゃんと手元を見ていないから、こうなるんだ!早く片付けなさい!キレイにするまでご飯抜きよ!!」」
すると、主人公達はどうでしょう??
落ち込みながら片付けますね、反省はさておき。
まるちゃんやカツオ君は
「コショウを取れって頼んだのは、お母さんなのに!」
なんてブーブーp(`ε´q)。
あまり真剣に床掃除をしないかもしれません。
のび太くんは、「ドラえもん、手伝って~ 」
しんちゃんは「ぶりぶりざえもん~」と言いながらお尻で床掃除してるかも。
性格の違いはあれど、主人公はみんな素直でいい子です。
でも朝食のコショウの失敗のあと、ジョージのように望ましい行動をとってくれる子は、、いないかも。
つまり周りの大人の声かけ一つで、子供が頑張れるかどうか決まるんです。
日本の国民的アニメを観て育った私達は
大人は子供を叱るのが当たりと思っています。
叱るにしても、親がそのあとに効果的な表現(フォロー)を付け加えることが、
子供を伸ばす上で重要であることを、知らずに育ってきてます。
叱るだけでは、結果は変わりません。
せめて、叱ったあとは、
子供が最後には良い結果に持っていけるよう、
否定的な表現を避けた効果的な指示を出す工夫を始めてみましょう。
「あ!(また、うちの子やらかした!)」
と思ったら、
「こら!」と叱る前に、ひと呼吸。
どんな表現をすれば
このあと子供が反省はしつつも
好ましい行動を取ってくれるのか考えて。
おさるのジョージと黄色い帽子のおじさんのやりとりを頭に思い浮かべて、、
そしてから、口を開いて言葉を発してみましょ![虹](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/026.gif)
私も一人のママとして、第1子のごろから黄色い帽子のおじさんを師匠に思っておりますが…
文字デカ…もう色んな人がブログで説明してますね(*w*)
メジャーなキーポイントになりました、、、
さて。
おさるの
ジョーージ!
公式サイト→
おさるのジョージ ![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
Eテレ 毎週土 朝8時40分~
お子さんが観てるおうちも多いはず。
アメリカの国民的アニメです。
おさるのジョージは黄色い帽子のおじさん(=人間です)と暮らしています。
好奇心旺盛で時には失敗しながらも少しずつ成長していくストーリーです。
だいたい幼稚園児くらいの知能がある設定ですね。
で、なぜこのアニメがお薦めかというと、
このアニメに登場する大人達の、
ジョージに対する声かけや表現の仕方が素晴らしい!!
特に黄色い帽子のおじさんが!!
まさに最後には誉めて伸ばす!
是非、世のパパとママに観てもらい、子育ての参考にしてほしいです。
我が家では長男の時は毎週録画して、夫(小児科医)と感心して観てました。DVDも買いました。小学生になった今でも、もちろん観ることもあります。回によっては大人があまり出てこないこともありますが…
ジョージは、アメリカのパパママが子供の時に観ていたアニメです。つまり、日本のパパママにとってのドラえもん、ちびまるこちゃん、サザエさん、クレヨンしんちゃんですね。
じつは、日本のパパママが、誉めて伸ばす(=叱らないで伸ばす)という育児が苦手な理由がここにもあるんじゃないかと思ってます( ´(ェ)`)
それでは、おさるのジョージと日本のアニメの具体的な違いって何でしょう??
少し前のエピソードに「ありりりり?」という回がありました。(ちなみに上の画像のDVDボックスには収録されてません。)
主人公のおさるのジョージは、ある朝、黄色い帽子のおじさんと朝ごはんを食べていました。
夢中になって食べていたところ、
おじさんに「コショウを取ってくれ」と言われました。
ジョージは慌てて取ろうとしてうっかりコショウをこぼしてしまい、
「へ、ヘックション!!」
テーブルの上にあったフルーツやミルクやパンがほとんど床に !
ショボンとしたジョージ。
そこで、おじさんはすかさずこう言いました。
『ジョージ、大丈夫かい?派手に散らかしたなぁ!アハハ!』
そして片付けようとしながら、こう言いました。
『おっと、私は会議に行かないとならないのを忘れていた!ジョージ、片付け頼むよ!』
『そうそうこの前、アリがいたんだ。アリは甘いものが好きだから、部屋の中にアリが増えたら大変だ!宜しくたのむよ!』
ジョージは心のなかで(大変だ!アリが増えないようにしっかり掃除しないと
)と思いました。
そして、掃除をうんとうんと頑張ります。工夫してアリ退治までしました。
そして帰ってきたおじさんに誉められるのでした。
さて、
もし、同じようなシーンが「ドラえもん」「ちびまるこちゃん」「サザエさん」「クレヨンしんちゃん」であったらどうでしょう??
主人公が、親に取ってと頼まれたコショウをこぼしてしまい、ついでに朝食を床にぶちまけてしまいました。
きっと回りの大人(親)はこう言うでしょう;
「まぁ!のび太
」
![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
Eテレ 毎週土 朝8時40分~
お子さんが観てるおうちも多いはず。
アメリカの国民的アニメです。
おさるのジョージは黄色い帽子のおじさん(=人間です)と暮らしています。
好奇心旺盛で時には失敗しながらも少しずつ成長していくストーリーです。
だいたい幼稚園児くらいの知能がある設定ですね。
で、なぜこのアニメがお薦めかというと、
このアニメに登場する大人達の、
ジョージに対する声かけや表現の仕方が素晴らしい!!
特に黄色い帽子のおじさんが!!
まさに最後には誉めて伸ばす!
是非、世のパパとママに観てもらい、子育ての参考にしてほしいです。
我が家では長男の時は毎週録画して、夫(小児科医)と感心して観てました。DVDも買いました。小学生になった今でも、もちろん観ることもあります。回によっては大人があまり出てこないこともありますが…
ジョージは、アメリカのパパママが子供の時に観ていたアニメです。つまり、日本のパパママにとってのドラえもん、ちびまるこちゃん、サザエさん、クレヨンしんちゃんですね。
じつは、日本のパパママが、誉めて伸ばす(=叱らないで伸ばす)という育児が苦手な理由がここにもあるんじゃないかと思ってます( ´(ェ)`)
それでは、おさるのジョージと日本のアニメの具体的な違いって何でしょう??
少し前のエピソードに「ありりりり?」という回がありました。(ちなみに上の画像のDVDボックスには収録されてません。)
主人公のおさるのジョージは、ある朝、黄色い帽子のおじさんと朝ごはんを食べていました。
夢中になって食べていたところ、
おじさんに「コショウを取ってくれ」と言われました。
ジョージは慌てて取ろうとしてうっかりコショウをこぼしてしまい、
「へ、ヘックション!!」
テーブルの上にあったフルーツやミルクやパンがほとんど床に !
ショボンとしたジョージ。
そこで、おじさんはすかさずこう言いました。
『ジョージ、大丈夫かい?派手に散らかしたなぁ!アハハ!』
そして片付けようとしながら、こう言いました。
『おっと、私は会議に行かないとならないのを忘れていた!ジョージ、片付け頼むよ!』
『そうそうこの前、アリがいたんだ。アリは甘いものが好きだから、部屋の中にアリが増えたら大変だ!宜しくたのむよ!』
ジョージは心のなかで(大変だ!アリが増えないようにしっかり掃除しないと
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
そして、掃除をうんとうんと頑張ります。工夫してアリ退治までしました。
そして帰ってきたおじさんに誉められるのでした。
さて、
もし、同じようなシーンが「ドラえもん」「ちびまるこちゃん」「サザエさん」「クレヨンしんちゃん」であったらどうでしょう??
主人公が、親に取ってと頼まれたコショウをこぼしてしまい、ついでに朝食を床にぶちまけてしまいました。
きっと回りの大人(親)はこう言うでしょう;
「まぁ!のび太
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
「まるこ
」
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
「こら!カツオ
」
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
「んもう!しんのすけ
」
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
「「本当にいけない子ね、ちゃんと手元を見ていないから、こうなるんだ!早く片付けなさい!キレイにするまでご飯抜きよ!!」」
すると、主人公達はどうでしょう??
落ち込みながら片付けますね、反省はさておき。
まるちゃんやカツオ君は
「コショウを取れって頼んだのは、お母さんなのに!」
なんてブーブーp(`ε´q)。
あまり真剣に床掃除をしないかもしれません。
のび太くんは、「ドラえもん、手伝って~ 」
しんちゃんは「ぶりぶりざえもん~」と言いながらお尻で床掃除してるかも。
性格の違いはあれど、主人公はみんな素直でいい子です。
でも朝食のコショウの失敗のあと、ジョージのように望ましい行動をとってくれる子は、、いないかも。
つまり周りの大人の声かけ一つで、子供が頑張れるかどうか決まるんです。
日本の国民的アニメを観て育った私達は
大人は子供を叱るのが当たりと思っています。
叱るにしても、親がそのあとに効果的な表現(フォロー)を付け加えることが、
子供を伸ばす上で重要であることを、知らずに育ってきてます。
叱るだけでは、結果は変わりません。
せめて、叱ったあとは、
子供が最後には良い結果に持っていけるよう、
否定的な表現を避けた効果的な指示を出す工夫を始めてみましょう。
「あ!(また、うちの子やらかした!)」
と思ったら、
「こら!」と叱る前に、ひと呼吸。
どんな表現をすれば
このあと子供が反省はしつつも
好ましい行動を取ってくれるのか考えて。
おさるのジョージと黄色い帽子のおじさんのやりとりを頭に思い浮かべて、、
そしてから、口を開いて言葉を発してみましょ
![虹](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/026.gif)
私も一人のママとして、第1子のごろから黄色い帽子のおじさんを師匠に思っておりますが…
三児の母になったらすっかり、ぼやきつぶやきも増え…tweetは
にしゅみ先生@ママ友ドクター (@Nishyumi)
追記
「ありりりりー」は下記DVDに収録されてるのを確認しました!不便だけどDVDのほうがオンデマンドやYouTubeでみせるより安心しちゃう私です(+_+)