避難生活での懸念的、報道されていることなどを列挙しました。
●低体温症
避難所になる場所は床が冷たく体温を奪われるリスクが高い。
体の震え、判断力低下など、重症化すると意識を失い命の危険もある。
体がぶるぶる震えたり、歯がガチガチなったりしたら、すぐに体を温めること。
→段ボールや毛布を床に敷く、新聞紙を肌着と上着の間に巻く、濡れた服は脱いで乾いた布や新聞紙を体に巻き付ける、温かい食べ物や飲み物などを利用する、体を寄せ合って温める。
→特に高齢者、要配慮者に対しては、周囲が配慮してあげることが大切。
●感染症
インフルエンザ、風邪など、避難所生活では感染症が蔓延しやすい。
→手洗いができない、換気がしにくい、マスクなどが足りない、抵抗力が衰えていり、などの理由で。
→できる限りの感染対策を意識する。
この時期、ノロウィルスによる食中毒なども蔓延しやすい。(排泄物に対する配慮→物資が少ないのでなかなか難しいが、下痢や嘔吐など排泄物の取り扱いには注意する)
●エコノミークラス症候群
血栓、塞栓などができやすいので、日中に体を動かし、血が固まるのを予防する。その疲れで少しでも睡眠をとれるようにしたい。
●心のケア
できるだけ一人で過ごさない。どんなことでも周囲に打ち明け、相談でき、愚痴を言える雰囲気を作るなど。