●大型連休明けに5類にすることに関して
- 感染は収束してはいないものの、この感染症の振る舞いがほぼ明らかになってきた。
- 変異は繰り返していて(置き換わりも生じては)いるが、明らかに毒性の強いものには変わっていないこと。(オミクロン株以降、1年余り)
- 多くの人が効果的な感染対策を実践できるようになってきた。
- 大型連休明けは、気候的にも、人流的にも、準備期間的にも、妥当な時期と思える。
●政府・自治体・医療機関の準備については、
①収束したから大丈夫!という雰囲気にならないように啓蒙しておくこと
②病床確保が円滑にできるようなシステムを構築すること(かかりつけ医が、病床をすぐに探せるようなネットワークを構築すること)
③今後、強毒化した変異株、感染爆発が生じた際には、分類変更を柔軟に行える準備をすること(臨時医療施設などを作れる体制を整えること。
④可能な限り多くの医療機関で、診断、投薬ができるような準備をすること。
●マスク着用の個人判断に関しては、以下のように思う。
マスク着用の個人判断について
- 着用義務が必要な場面を、行政が詳細に決めるような時期ではないように思う。
- マスク着用のメリット、デメリットは個人が判断するのが良いかと思う。
- 判断の参考にするべきことは、
自分に症状があるかどうか
周囲に重症化リスクの高い人がいるかどうか
流行状況は落ち着いているか
(季節の要素も加味)
日本人は基本的に真面目ですから、個人の判断に任せてもいいように思います。周囲が自分の考えと違ってマスクを外す場面に出くわしたら、自分だけしっかりマスクをしましょう。
●接触感染はまれなことがわかってきたので、手指消毒は今よりも減らし、検温も減らしていいかと思います。パーティションに関しては、マスクと同様と思います。