感染対策を施し、小中学校弁論大会開催。印象に残った主張。
アクリル板、社会的距離、リモート聴講室、マイク消毒、マスク着用などの対策を講じて開催した第18回ボランティア共和国、小中学校弁論大会。
昨年につづき、東京上野ライオンズクラブ主催、台東区立小中学校弁論大会の審査委員長をさせていただきました。
台東区立黒門小学校、台東区立忍岡小学校、台東区立御徒町台東中学校、台東区立忍岡中学校の合同弁論大会。
小中学生から、多岐にわたるテーマにて弁論いただき、考えの明確さ、論理の一貫性、説得性や、話し方などについて各校長先生らと採点を行いました。
今日の弁論大会で生徒らの主張で印象に残ったこと。
●全国一斉休校で、つまらなく、退屈した。学校のありがたさ、外出のありがたさを感じた。そして、食事ができて、安全で、生きていることにも感謝するようになった。
●コロナ対策は『丁寧にしっかりと』。
●コロナ禍になり、お祭りが中止され、寂しく感じた。楽しいことが奪われた。あらためて、地域の繋がりであるお祭りに感謝をして、今後、楽しみを継続していきたい。
●9月入学案を聞いて自分が早生まれであることから調べたこと。早生まれだと、平均4~5も偏差値低く、所得も平均4%低いという研究がある。学年という一区切りでみていくことを考え直してほしい。
●『世間の掟』として周囲の空気を読んで同じように振舞うのが一般的だが、人は多種多様であり自分自身の考えをもっと主張すべき。
●ピアニストになりたい。練習を継続することで、いつでもどこでも質の高い演奏が可能となる。
●他国だが難民の大変さに、関心を持ち続けたい。
●事件を起こすのは男性が多い。その理由を考えてみた。批判的思考の重要性を感じた。
●一般のポイ捨てに加えて、今年はマスクのごみが増えるだろう。フランスから地中海のマスクごみが増えた。ごみを少なくするには、一人一人の努力が必要。
●大人と子供の違いは人それぞれの考え方により異なる。無理に大人になろうとしなくていいのでは。
●高齢者、障害者のバリアフリーとは、物理的バリアフリー、制度的バリアフリー、文化情報面のバリアフリー、意識の上でのバリアフリー。
困っている人に手を差し伸べる心のバリアフリーを少しづつでも変えていきたい。
●人を愛すること、人の良いところをたくさん探すことで笑顔をたくさん作ることができる。また人の悪いところも見方をかえることで、好きになることができるだろう。笑顔が笑顔を作る。
●地球温暖化による熱中症、台風、環境破壊、一人一人の行動によって地球を救わねば。
●安楽死が禁止されている日本を見直すべきだ。
●トゥレット症候群は、精神異常だとか、親のしつけがわるいとか誤解されることが多かった。神経の病気であり、自分自身でコントロールできるものではない。病いの啓蒙、周囲の理解の重要性。
●不文律にも良いものと悪いものがある。悪い不文律は時代とともに変えていくべきで、時代に合わせて見直すべきだ。そうしないとパワハラ、モラハラなども生じてしまう。
●黒人差別について思う。涙を流す連鎖があり、共感することが、いつか解決につながるのでは。
●動物の殺処分が生じないようにペットを飼うしたりするときにはよく考えるように。
小中学生の言葉に感銘を受けるとともに、彼らがこのような大切な事柄に継続的に関心をもっていき、年代とともに考えに深みが出てくればと願う。
また他の人の弁論を聞いて、調べたり、自分の考えを持ったりして、知的欲求を満たしてほしい。
コロナ禍だからこそ、皆、より一生懸命に考えていたように思う。
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#東天紅のご高配に感謝