感染拡大。

このままの状況で、政治家の強めのブレーキがないと、今週から年末までにどのような形で医療が崩壊するのか心配です。


分科会、尾身会長から「個人の努力だけに頼るステージは過ぎた」と警戒感強めの発言があったように、今すぐ強いブレーキをかけるべきで、個人の努力も大切ですが、政治家のリーダーシップが大事です。


肺炎患者は入院できなくなったり、また発熱患者の対応も難しくなるように思います。場合によっては心筋梗塞、脳卒中などの救急患者の受け入れ困難という事態まで医療崩壊が進行する可能性があり、今週からの政治家の判断が肝心と思います。


よく「医療機関によるたらい回し」という言葉が使われますが、医療関係者は嫌います。

「仕方なく受け入れ困難」が正しい表現だと思います。


お酒を提供する飲食店の時短要請の効果が出るにしても、行動変容が起きてから、2週間ぐらいかかります。新規陽性者が減ったとしても、そのころには、重症者数は増えているので、医療のキャパシティを超えてしまっている可能性を危惧します。マスクを取る機会の多い飲食への対策は、感染予防の点から一定の効果は期待できるとおもいますが、夏によく言われていたような、『接待を伴なう飲食』、『飲食クラスター』という感染がよく生じる場から、今は感染する場や機会が、多岐で様々に及んでいるので、夏ほどは時短後の顕著な効果は望めないかもしれません。


気温、湿度が下がる初めての冬です。現在のアメリカ、欧州のような桁違いの事態に進展してしまう可能性があります。

未知の冬と思います。


私が思うに、

①冬を越し

②波を何度か乗り超え

③ワクチンが投与され

④アビガンのような内服薬が投与され

⑤経験のしたことのない急速な感染増加は生じなく


なって、従来のインフルエンザのような一般的な疾病の扱いとなり、安心感もでてくるように思います。

辛抱ですが、今こそ強いブレーキを。


未知な点が多いことが何よりもの不安に繋がっています。


日本医師会中川会長の言葉

『万全の感染防止策が最強の経済対策につながる』が印象的です。

私なりに解釈すると、これまで感染対策を厳しくすればするほど経済へのダメージが大きくなると考えるのが一般的でした。

しかし、現在、東京、北海道、大阪をはじめとする地域では、医療がひっ迫しつつあるので、強い感染防止対策を行わないと、長期的に将来的に経済はさらに悪化すると解釈します。

すなわち、短期的な目先の経済を重視するだけではなく、今は強いブレーキをかけて、医療崩壊を阻止することが(すなわち新規感染者を少なくすることが大事)、将来的に日本の経済を救うことにもなるのだということをおっしゃりたいのだと思います。