気温や湿度の低下と共に、第3波へ移行を起こさないために。 


国内でも新型コロナ症例が再増加に転じていす。その理由は、

  1. 様々なGOTOキャンペーンで、人と人が接する機会が多くなった。
  2. 気温や湿度が低下し、ウィルスが伝播しやすくなってきた。湿度の低下とともに、気道にある絨毛の働きが衰え「喉の免疫力」が低下してきた。
  3. マスク、こまめな手洗い、換気などに関して、対策のゆるみが行動として現れるようになってきた。(長期にわたる対策に飽きてきた、対策に疲れてきた人も多いように思います)
  4. 寒くなってきたので、部屋の中で過ごすなど、比較的、密をつくる傾向になってきた。


このまま第二波が鎮まらないまま、第三波に移行する可能性は十分にあるように思います。

 今は、第三波の予兆にあると言っても過言ではありません。行動を今一度引き締めて(三密を避ける、マスク、こまめな手洗い)、新しい生活様式を一人一人が実践すれば、第三波への移行も回避できることと信じます。

欧州などと異なり、これまでも都市閉鎖をせずに、なんとかここまで成功国と呼ばれてきたわけですので、初心にもどり一人ひとりの感染対策を徹底することが肝要。

 

海外では行動自粛やロックダウンもしていますが、現時点では、一人一人が感染対策をしっかり守っていけば、ロックダウンまでしなくても、コロナをコントロールし共存できる可能性があるように思います。

第二波の最中で、GOTOキャンペーンをしても、入院者数や死亡者数の顕著な増加がなかったことから考えると、現時点は、ロックダウンや、強いブレーキまでは必要ないと私は思います。

日本が、緊急事態宣言もしくは、都市閉鎖などをするという選択肢が入ってくるのは、医療がひっ迫してくる時だと思います。

WHOの健康の定義、「肉体的・精神的・社会的に質の高い生活を送る」、に象徴されるように、感染対策を講じつつ、精神的にも、経済的にも良好な生活を営む必要があります。

もちろん、感染症の専門医の中には、強いブレーキを望むべきという声もありますので、意見がわかれるように思いますが、私は、今が強いブレーキをかけるべき時ではないように思います。

この先、1か月~2か月が日本においても気候的に、コロナがどうなっていくのかを対策を講じて見守る正念場だと思います。もしも、医療がひっ迫しそうなときには、強いブレーキをかける判断も重要になると思います。

 

冷え込む中ですが、特に「換気」の重要性が指摘されています。

スパコンのイメージの動画などを見ることで、飛沫を意識することだできます。本来、小さな飛沫の多くは見えるものではありませんが、イメージの動画を頭に焼き付けると、自然と心理的に、飛沫が見えるように意識できるようになると思います。

電車や航空機などは、あまり心配しなくていいということがわかり、不要な心配を抱かなくてよいことになりました。

逆に、これから暖房、加湿器を使用し続ける屋内で、こまめな換気が必要となってくる時期ですので、これまで経験のない、「屋内の冬の換気」を意識して、効率よくできるように工夫すべきと思います。具体的には、短時間の間に、対角線上にある(対側にある)まどをあけて、換気を行うなどです。

特に、人の出入りが多い場所では重要になってくると思います。


この冬を乗り切ろう。