歯の定期検診をしてますか?。 

 

歯を大切にしよう!


 

歯の本数が少なくなると、噛めなくなり、脳への血流が減り、認知症になりやすい。

また、新型栄養失調といって、動物性たんぱく質などが不足する状態が、70歳以上の5人に1人に生じています(厚労省)。これもお肉などをしっかり噛めなくなることにより生じると考えられます。歯の本数が少なくなっても、インプラントなどの方法はありますが、保険適応ではなく、高い費用が必要。

 

歯周病になると、歯周病菌が原因で作られる毒素が悪さをして、心筋梗塞、脳梗塞の引き金となったり、II型糖尿病を悪化させたりします。また、口の中に細菌が多いと、唾液などが間違って気管に入ってしまった場合には、誤嚥性肺炎の原因となってしまいます。

 

歯が大事だという啓蒙、知識の共有、そして、歯に異常を感じなくても年に一回の検診が重要。

 

歯に関する豆知識クイズ



(解説)


●歯磨きをした後、口をゆすぐ水の量は? 


お水、10mlで 一回のすすぎをお勧めします。おちょこに半分ぐらいの水の量です。

多くの歯磨き粉には、フッ素が含まれていて、虫歯予防や歯を丈夫にする働きがあります。歯磨きをした後に、量の多い水で、何度も口をすすいでしまうと、歯の周りにせっかくコーティングしつつあるフッ素を取り除いてしまうことになるんです。


●虫歯予防により効果的なのはどっち?  


緑茶  ウーロン茶 

ウーロン茶の方が、虫歯予防にはより効果的なんです。

グルカンという虫歯を引き起こす成分があるんですが、大阪大学歯学部らが調べたところ、ウーロン茶は、緑茶に比べ、6倍も、この悪者グルカンを減らすことが明らかになりました。ウーロン茶に含まれているポリフェノールが大きな役割を演じているようです。

 

●食べると歯が白くなるのは?   

バナナ  イチゴ

果物に含まれるリンゴ酸が歯の表面の黄ばみを落とすと考えられています。

また、イチゴには虫歯予防に効果のあるキシリトールが含まれ、虫歯菌の増殖を抑えます。

 

最後の問題


正解は、「音楽隊が音楽を演奏する」

当時は、歯科医師が職業として確立していなかった時代で、その代わりに、“歯抜き師(Tooth Drawer)”と呼ばれる職業の方々が、抜歯を行っていたようです。当時は、麻酔もなく、患者さんが痛くて悲鳴をあげるため、音楽隊がトランペットやドラムなどを演奏し、患者さんの悲鳴をかき消していたんです。また、演奏する事で、抜歯を行っている場所を知らせ、他の患者さんも呼んでいたと考えられています。