「医進薬新、夢のメディ神殿、2019スペシャル」


第4回、心房細動と脳梗塞。

2月3日(日曜)午前11時30分から




http://www.jpma.or.jp/


http://www.bs4.jp/ishinyakushin2019/onair/04.html


<テーマ>

不整脈のひとつ、「心房細動」は高齢になるほど起こりやすく、超高齢社会を迎えた日本では、患者数が急増しています。心房細動は、放っておくと心臓の心房にできた血栓(血の塊)が血流に乗って脳に運ばれ、血管を詰まらせてしまう脳梗塞を招く恐れがあります。

脳梗塞は、手足のマヒなどの後遺症に苦しんだり、亡くなる人も多い病気ですが、新しい薬や治療法が登場し、症状が改善する人も増えています。



<「心房細動」とは?>

心臓は通常1分間に約50~100回、収縮と拡張を繰り返しポンプの働きをしています。心房細動が起こると、複数の電気信号が心房の中を駆け巡り、約400~600回の速さで心房が細かく震えるように動きます。症状は、動悸、息切れ、胸が苦しい、めまいなど様々で、心房細動を繰り返すと心房の中に、脳梗塞の原因となる血栓ができます。





<「心房細動」の治療>

薬物療法とカテーテル治療があります。薬物療法は、「抗血小板薬」「抗凝固薬」「血栓溶解薬」などです。「血栓溶解薬」は、血栓の予防ではなく血栓を溶かすための薬です。カテーテル治療は、「カテーテルアブレーション」と呼ばれます。

カテーテルという細い管を足の付け根の血管から心房に挿入、高周波電流を使った注目の治療法です。



<「心房細動」が原因の「脳梗塞」>

心房にできた血栓は、大きいものは2センチにもなります。大きな血栓が血流に乗って心臓から脳に運ばれると、太い血管を詰まらせ脳梗塞(脳塞栓症)を発症します。太い血管が詰まることで、その先の血流が広範囲に途絶えてしまい、脳に大きな影響を及ぼし、命の危険に襲われたり

後遺症に苦しんだりします。


<脳梗塞の治療>

血栓溶解薬「t-PA製剤」は、血栓を溶かして途絶えていた血流を再開させます。血栓が大きく、「t-PA製剤」で溶かせない場合に併用できる治療が、2014年に認可された「ステントリトリーバー」という血管内治療です。ステント型の器具(金網の筒)を血栓にからませ、血管の中から取り除き、血流を再開させます。



出演者


心臓血管研究所(東京・港区)

山下 武志(やました たけし)所長


日本医科大学付属病院(東京・文京区)

神経・脳血管内科

木村 和美(きむら かずみ)教授



2019スペシャルの先生たちからのメッセージ>

今回のシリーズで登場した、中島淳先生(慢性便秘症)、吉野孝之先生(ゲノム医療)、坂口志文先生(免疫の仕組み)、山下武志先生(心房細動と脳梗塞)が語る治療の未来や後輩医師・研究者へのメッセージでした。






#佐藤弘道 #ひろみちお兄さん #森田豊 #日本製薬工業協会 #製薬協 #日テレ #夕城千佳 #アイオン