東海道新幹線車内、名古屋につく20分ほど前のこと。

車掌さんから、女性が意識を失っている!と。
駆けつけてみると明らかに過換気症候群による手の震え、意識混濁。

指定席の車両で着席されていた女性でしたが、通路には10人ぐらいの人がいて混雑、新幹線の停電や遅延で、駅で長い時間待った疲労や、時間通りに帰れない不安も強かった様子。

その後、その女性の周囲、主に家族5人が同様な症状を発症。お子さんたちも発症。まさしく環境をシェアする人達が、同調行動によって「過換気症候群がうつる」状態だった。
アミューズメントパークで遊んだ帰りのようだった。

事が生じた6号車にいる、さらに多くの方々に「うつりそうな」そんな独特の雰囲気があった。

メンタルコントロール、不安を取り除くことに努力し、名古屋駅に全員下車した。
特に子供たちが、将来新幹線を苦手にならないようにと、「こんなことは異例なことなんだ」と繰り返してお話しした。

新幹線から降りたら、殆どの方は症状改善されていた。

よかった。