明日(2018年1月28日)日曜の午前11時30分~「医進薬新 夢のメディ神殿 2018スペシャル」佐藤弘道さんと進行役。BS日テレ。第三回は乾癬(かんせん)とアトピー性皮膚炎。
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今回のテーマ
皮膚の病気「乾癬」と「アトピー性皮膚炎」は、かゆみなどとともに見た目の症状も患者さんを悩ます病気です。
今まで、改善が難しい病気でしたが、徐々に原因やメカニズムが解明され、近年、治療が大きく変わってきています。
<乾癬とは>
皮膚疾患の一つで、人によって大きさや数、形は様々ですが盛り上がった赤い発疹が現れます。
発疹が出やすい場所は、ひじ、ひざ、頭部などで、痛みやかゆみを伴います。
日本の患者数は、人口の約0.1%と推定されているので、1000人に1人が発症していることになります。
「かんせん」という言葉が「感染」を連想させ「うつる」と誤解されますが、うつる病気ではありません。
<乾癬の原因>
引き金とみられるのは、遺伝的要因と不規則な食生活やストレスなどの環境要因、免疫異常(自己免疫疾患)です。
免疫異常の場合、免疫がカビ・細菌などのウイルスから体を守ろうとする作用が必要以上に働き赤い発疹ができて、皮膚がむけてしまいます。
<乾癬の治療>
・外用療法(塗り薬)…ステロイドやビタミンD3の塗り薬。炎症や皮膚の細胞の増殖を抑えます。
・光線療法…紫外線を出すランプを照射し、免疫の働きを弱める作用を利用した治療。
・内服療法(飲み薬)…皮膚細胞の異常増殖を抑えるビタミンA誘導体や免疫反応を抑える免疫抑制剤など。
・生物学的製剤(抗体医薬)…体の中の抗体の仕組みを利用した治療。
<乾癬の生物学的製剤による治療>
体に入った異物を、ピンポイントに作用する「抗体」の仕組みを応用したのが「生物学的製剤」。
乾癬の発症は、免疫細胞から分泌されるインターロイキンが関係しています。
インターロイキンは発見順に番号が付けられ、炎症を起こすとされるのがインターロイキン17と23。
ピンポイントで、インターロイキン17と23に作用する生物学的製剤が登場しました。
<アトピー性皮膚炎>
近年、アトピー性皮膚炎の原因が次第に分かってきました。
アトピー性皮膚炎に関係しているのが、やはりインターロイキンです。
重要なのは、インターロイキン4、13、31。
これらのインターロイキンをピンポイントで抑制できれば、炎症や、かゆみを抑える可能性があると言います。
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