一連の相撲界の傷害事件大騒動。

角界と医療界の病巣は酷似。

 

一般の人に知られていなかった相撲界の封建的な要素、暴力的な要素が、徐々に明らかになってきました。


まさか相撲界の方々も、ここまで大事になるとは思っていなかったでしょうし、大事にしたくはなかったとも考えます。


しかしながら、今回のことで、相撲界に潜んでいた病いの全ての病巣・膿が明らかとなり、診断後に、すべてを取り除いて治療して、新しい時代に向かうきっかけになればと願います。

 

子供のころ、悪いことをすると先生からぶたれたり、運動をしているときに水を飲むなといわれた時代に私は育ちました。しかし、時代の流れととともに、それが見直され、現在は完全に否定されています。


教育界での常識が時代の流れとともに変化したように、様々な職種での常識も変化するはずです。

 

医療界も、相撲界と似たような古き悪しき封建社会、白い巨塔の体制が根にありました。私も、医療現場でそれを変えようと努力しましたが、なかなか困難でした。

2012年からドクターXの医療監修をお引き受けし、フィクションではありますが、医療界に潜む封建社会の弊害のメッセージを伝える一助となれたことは光栄でした。

 

今回の事件で、相撲に携わる人すべて、そして世の人たち全てが、暴力ということに対して、真剣に考え、見守るきっかけになればと祈願しています。


相撲界のみならず、格闘技、その他のスポーツ界、あるいは、職業を問わず様々な分野で働く人たちのハラスメント、迷惑行為が減る方向に動くものと確信します。また封建社会の中の非効率的な要素が排除されるべきです。

 

貴乃花親方の行動がベストであったとは言えないかもしれませんが、もしかしたら、「相撲協会に報告せず、被害届を出した事」が、事件を大事にし、正確に病いを診断し、正しい治療に導くきっかけになったのではないかとも思えてなりません。


日本の横綱や相撲界が、世界中から品格・人格という意味で太鼓判を押される日が必ず来ると信じています。


ドクターX 医療監修を引き受けた際の想い、テレ朝動画

 


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