米倉涼子さんのCHICAGO(シカゴ)の千秋楽に感動、英語力に驚愕。
ちょうど私が、ボストンを拠点にNY、Chicagoなどで仕事をしていた頃からの 20年に及ぶブロードウェイ ロングラン ミュージカル「Chicago」。
日本帰国後も、NYなどで学会の際に見ていた。
現在、世界34か国で上演されていて、ミュージカル大好物な私としては、東京で米倉涼子さんの公演を見ることができたのは、とてもありがたい。
「ミス・サイゴン」のようなアジア背景の舞台ならアジア人が演ずるのもありうるけど、アメリカ生粋のブロードウェイ「Chicago」に日本人としてロキシー役、二度も抜擢されるのは稀というか、過去に存在しないと思う。
演技力、スタイル、姿が、芸術的なのは言うまでもないが、驚愕したのは、その英語力。
まさにnative speaker とも思えた。10年以上アメリカに住んでいる程の英語力に匹敵するんでは。。
LとRの発音、流暢なセリフ。。。
カーテンコールでは、米倉さん自身が、流暢な英語でお礼を述べ、幕が下がった。が、そのあと、幕がまた上がり「アリガトー」と叫んでくれた。私の脳は、米倉さんが日本人には見えなくなっていた。千秋楽に来た観客、総立ちになり、魅了されていました。
日米で失敗しない米倉涼子さん、世界中で失敗しない「リョウコ・ヨネクラ」になる日は近いと感じました。
「Chicago」では、不倫、愛人、妊娠、楽園、マスコミの関心、品格、裁判など、今の日本のメディアで日々報じられている事柄をグローバルに表現されていて、国境を超えた「よくあるある問題」を、あたらめて深く考えるきっかけとなった。
若いころにブロードウェイで見た「シカゴ」と、また違って見えた。
色々と考える54歳。