Kinki Kidsの堂本剛さんが左耳の突発性難聴、スポニチで解説。
耳の奥にある内耳というところに、異常が生じ、突然、難聴(音が聞こえにくい)をおこす病気。
記事内容をさらに補足
原因:よくわかっていない。
ウィルス感染や、内耳への血流不良、精神的ストレスなどが関与している場合もある。
患者の背景:男女差はない。50~60歳代に多いが、全年代で生じる。100万人に275人の割合で生じる。
(喫煙、飲酒、遺伝は関係ない)
典型的な症状:
ある日突然、片方の耳が、ほとんど、もしくは、まったく聞こえなくなる。(まれに左右の耳に同時に起こることもある。)
「朝、起きたら」、「食事をしていたら」、「お風呂に入っていたら」など、症状が出た瞬間を記憶しているほど、突然に起こる。(徐々に、耳の聞こえがわるくなった場合には、この病気ではない)
伴うことのある症状:
耳鳴り、めまい(繰り返さない)、吐き気を伴うことがある。
治療:騒音からの隔離と心身の安静→テレビ、ラジオ、電話などは、基本的に禁止。
点滴薬による治療(ステロイドホルモン、ビタミンB12など)
予後:命にかかわる病気ではない。
完治する人が3分の1,症状が治らない人が3分の2。
(まったく聞こえない場合や、めまいを伴う場合には、予後不良。)
完治して、一度、聴力が回復したら、再発はしない。
症状が出てから、最初の48時間をゴールデンアワーと呼び、その時間内に治療を
始めると、治る確率が高くなる。
予防:原因不明なので予防法はない。症状がでたら、すぐに医療機関に。