エッチをするとボケにくい!


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昨日の日刊ゲンダイに書きました。

世界の研究機関が次々に明らかにしている。 


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オランダのアムステルダム自由大学医療センターが約1700人(58~98歳の男女)を対象にした調査だ。性生活の聞き取りと、記憶力などの認知テストを行ったところ、性生活に満足している人ほど成績がよかったという。


イタリアのパビア大学の研究もある。同大学では、「最近恋愛を始めた人」「恋人と長期間付き合っている人」「恋人がいない人」の3つのグループの血液調査を行った。その結果、「最近恋愛を始めた人」のグループは、脳内の神経成長レベルが高まっていたことが分かった。この要因として、「セックスの頻度が高い」としている。セックスをいっぱいすると脳神経が活性化するわけだ。


米プリンストン大学では、ラットを使った実験をしている。セックスを「2週間、毎日するグループ」と「2週間に1度に制限するグループ」に分けて比較。すると、“毎日”セックスしたラットの方が、神経回路の成長がみられたという。


米メリーランド大学のネズミを使った研究結果も面白い。交尾前後で認知能力や記憶をつかさどる海馬の機能の変化を比べたところ、交尾後は働きが良くなったという。


有酸素運動とイマジネーションに効果


 医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は「セックスは脳内の海馬の部位の脳細胞の働きを促すとされています。海馬は記憶や学習をつかさどる場所ですから、ここが活性化すると物事を記憶する能力が抜群に上がります」と強調する。


 セックスは、程よく汗をかく有酸素運動だ。この運動に想像力が加わることも、プラスに働く。

「適度な運動は血流量を上げます。しかも、相手を喜ばせようとイマジネーションを働かせて体位を変えたり頭も使う。こうして、オーガズムを得ている最中はより脳の神経細胞が活発化するから、たくさんの酸素と栄養が脳に送られます。一般的に、認知症には“デュアルタスク”が有効とされています。体と頭を同時に使う行動のことで、セックスもそれに当てはまるのではないでしょうか。認知症は食い止める薬がありますが、まだ治すことができません。元気なうちに、パートナーに『認知症の予防にいいんだって』と誘ってみることをお勧めしたいですね」


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