TBSテレビ、「この差って何ですか?」にて解説。

「くすぐったい所」と「くすぐったくない所」

 

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くすぐったい所


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  首筋・わき・内もも

この3か所は、皮膚の表面近くに太い動脈が通っている。皮膚のすぐ近くに動脈や静脈などの太い血管があるということは、もし怪我をしたときには動脈まで達して、大出血をして致命傷になる可能性があります。だから、この3か所では、危険を回避するため感覚神経が集中していて、感覚が敏感になっていると考えられているんです。

  手の平・足の裏

人間が大昔、4足歩行だった名残りだから、という説があります。

そのころは、素手や素足でしたから、怪我をしないよう感覚神経が集中したのではないか、というんです。

  脇腹

これも4足歩行だった名残りと思われます。おなかには、とても重要な臓器がありますが、お臍の周囲などは、視野に入るので敵が襲ってきてもガードできます。でもわき腹は見えないのでガードしにくいんです。そのためおなか周りでも、特にわき腹には感覚神経が集中して敏感なのではと考えられます。

 

くすぐったいというのは、身の危険を感じて、抵抗したり、逃げたりするために備わった防御反応の1つと考えられます。怒りだすという行動が普通なのかもしれませんが、親近感を持っている相手の場合は、笑いに繋がると言われているんです。


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